(U-NEXT)
シーズン2 全12話 2025年8月8日~ U-NEXT一挙配信
ネタバレあらすじ
シーズン1までのチャーリー
嘘を見抜けるという特殊能力を持っているが故、ついつい事件に巻き込まれがちなチャーリー。
約1年以上、働いていたカジノのオーナーに追われた後、間髪入れずに今度はカジノを巡るマフィアの抗争に巻き込まれ、女ボスのベアトリス・ハプスから逃げる生活に……。
なりすまし殺人事件
大豪邸に住むアンバー(シンシア・エリヴォ)は「キッド・コップ・ナイツ」という昔の人気番組に出ていた元子役だが、番組が終わってからパッとせず、今では病気の母親ノーマの介護をしていた。
アーティストを目指しているが、あらゆる方面にセンスがなく自称でしかない。
ノーマは性格がきつく、アンバーへの当たりも強いが、子役時代に稼いだお金はすべて母親が管理しているため、遺産がもらえればよかった。
そんな中、ノーマが数週間の命となり顧問弁護士ポールが呼ばれる。
遺言の中身が気になるアンバーはポールから、遺産は家族のだれでもなく初めて聞く「フェリシティ・プライス」がすべて受け取ると言われてショックを受ける。
すぐに検索してフェリシティが成功しているアーティストだと知り、会いに行く。遺産のことは言わず、ファンになりすました。
実際にアンバーが憧れる、実力のあるアーティストでファッションや暮らしも個性的だった。今は世捨て人となりトレーラーで暮らしている。
2人が顔を合わせるとそっくりだった。お互い生き別れの姉妹がいたことに驚く。
フェリシティ(シンシア・エリヴォ)は、別れた父親に育てられていたという。
「父親に会いたかった? もう死んでるけど」
母親のことを聞かれると、アンバーは「死んだ」と嘘をつく。
自宅に戻ると、そこで撮影したフェリシティの写真を元にフェリシティのクローンになった。
他の実家を出ている姉妹には、イメチェン中だとグループチャットで報告した。
そして、苦しみだした母親をアンバーは準備が整ったと、見殺しにする。
母の死後、同じ格好をしたフェリシティを自宅の側の崖に呼び出し、突き落とす。
直後、姉妹のグループチャットにその場で撮影した動画を投稿した。
「ママなしでは生きていけないから崖から飛び降りる」
ところが崖の下を見ると、遺体の片足がない。すぐ下に、義足が引っかかっていた。
慌てて義足を拾い、まだ送信完了していない動画をキャンセルする。
足がない時点でバレてしまうと慌てていると、目の目前に線路があった。
遺体を移動させ、片足を電車にひかれたように見せかけることにして。
アンバーは別の服に着替えて、フェリシティとして家に戻った。
「遺産の件のメールをもらって来ました」
チャーリーとデリア(数日前)
ハプスの追っ手は優秀なようで、あちこちに移動してもすぐに見つかっていた。
その度に転々としていると、あるりんご園に行き着く。
そこにも追っ手は来たが、たまたま隣でりんごを収獲していたデリア(シンシア・エリヴォ)が「その人は昨日辞めたわ」と誤魔化してくれた。
それがきっかけで話をすると、デリアをどこかで見たことがあると気づく。
デリアはキッドコップナイツの元子役だった。
親しくなり、実は四つ子でドラマをまわしていたと、教えてもらう。
一番演技が下手なのがアンバーだった。
そして決して子役でいい思いをしていないということも。
毒親のノーマに金はすべて巻き上げられ、撮影のために酒を飲まされ依存症にもなっていた。
それで今は、地味なワークスタイルでりんごを収獲して、親から離れて暮らしている。
「あの時の10分の1でも金があれば、このりんご園を買い取れるのに」
家族の死
翌日、ノーマの死を知ると、足がないのでチャーリーが車で送ることになった。
大豪邸に到着すると、先に来ていた姉妹のビービー(シンシア・エリヴォ)とシーシー(シンシア・エリヴォ)を紹介してもらう。
ビービーはDJ、シーシーは准教授で見た目がまるっきり違い、見分ける心配はなかった。2人はそれぞれ成功しているようだった。
3人は、1人でノーマの世話をしていたアンバーが遺産を独り占めすると思っていた。
「少しでも分けてもらえればいいんだけど」
そこへ、グループチャットにアンバーの遺言動画が投稿される。
今
アンバーが死に、いきなりフェリシティという五人目の姉妹が表れて全ての遺産を相続することになった。
残された三姉妹は、相手がアンバーだと思わず、「アンバーこそ遺産を相続するべきだった」とアンバーへの想いを語る。
「番組終了後は悲惨だった。地味な格好でママにペコペコして、なんでもスパンコールでギラギラさせて……」
あくまで独り占めしようとするアンバーに、デリアは少しでも受け取ろうと裁判を起こすことにする。
すると予測していたと、アンバーは1人15万ドルで訴訟しないという契約書にサインを求めた。
訴えても遺言の能力に問題はなく勝ち目がないと知ると、デリア以外はサインに応じる。
しかし、1人でも訴えるなら遺産は凍結されて払われない。
デリアは、頭を冷やしてくると、勝手にチャーリーの車に乗って出て行った。
玄関ホールにはデリアのワークジャケットとバッグが置いてある。
アンバーはバッグからニットキャップを取ると、ジャケットを羽織って今度はデリアになりすまして、契約書にサインをした。
疑い
アンバーが着替えてフェリシティに戻ろうとした時にチャーリーに声をかけられた。
チャーリーはアンバーだと知らず、「フェリシティが嘘ばかり言っている」と教え、嘘発見能力の話をする。
「嘘つきだとしても遺産には関係ないでしょ?」
「嘘だけならね。不正なら話は違う。だから(遺産は)何とかなるよ」
そして一緒に弁護士に話を聞きに行き、フェリシティに怪しいところがないか探った。
するとアーティストであることは本当ですよ、とフェリシティの宣材パンフレットをもらう。
ケヴィン・ベーコン、ダニエル・デイ=ルイス、サンドイッチ、12インチのメジャーのアート作品が載っていた。
他にも生い立ちなどを質問したが、弁護士の語りに嘘はなかった。
なのに同じ内容をフェリシティが話していると、嘘が混ざるのが気になった。
考えた結果、チャーリーは、フェリシティはフェリシティではない別人で、五つ子ではなく六つ子なんじゃないかと言い出す。
疑いを持ったチャーリーを、諦めさせたいアンバーだが、そこへ本物のダリアが戻ってきてしまう。
アンバーは慌ててチャーリーの隙を見て、フェリシティに戻るために姿を消した。
ところがフェリシティに戻った瞬間、チャーリーにフェリシティとして話しかけられる。
「何故自分を偽るの?」
チャーリーはストレートに追及する。
アンバーはあくまでも嘘は言ってないと言い張るが、チャーリーにごまかしは通じない。
すると認めるのではなく、作戦を変更した。
「そうよ、フェリシティは架空の人物よ。長年の虐待のせいで生み出したの」
それがアーティストでもあると言うとその発言に嘘はなく、チャーリーは説得された。
「出過ぎたマネをして悪かったね。でもデリアにも共感できないかな。彼女も苦労してきたんだ」
「お引き取りを」
フット
ところがフェリシティと話した事をデリアに報告すると、デリアと会話が通じず、デリアの偽物と話していたに気づく。
「私はさっきまでドライブに行ってたのよ。でもなんのために私になりすます必要が?」
その時、弁護士から15万ドルの小切手が届いて、その目的がわかった。
「……もういいよ。帰ろう」
デリアはこれまでの苦労を思い出し、遺産の件でも苦労したくないと諦めることにした。
だが、チャーリーは「15万ドルじゃりんご園は買えない」と止めた。
そこへ遺体からなくなっていた足を捜している警官たちがやってくる。
「足はまだ見つからないし、頭からフットルースの歌が離れない」
その話でチャーリーは思い出し、フェリシティのパンフレットを取り出した。
「フットルース」のケヴィン・ベーコン、ダニエル・デイ=ルイスは「マイ・レフト・フット」の頃、ブロンズのサンドイッチはフットロングサイズで、大理石のメジャーは12インチで「フット」。
すべてが足に関係している。
「でもなんだろう?」
よくよくパンフレットを読んで、2人はフェリシティが義足だったことを知った。
解決
チャーリーは姉妹たちの前で、フェリシティがアンバーであることを暴露した。
その証拠に義足じゃないと突き付けると、アンバーはパンツの裾をまくって硬い足を叩いて見せる。
「え、ごめん! 悪かったね」
ところがその義足に小さな星のスタッズがついているのが見えた。
チャーリーは尖ったトロフィーを足の甲に落とす。
義足なら何の問題もないはず――、だがつま先からは血が噴き出す。
何にでもキラキラをつけるのはフェリシティのセンスではない。
そこへ警官もやってきて、遺体の指紋がアンバーではなかったと報告するが、誰も驚かなかった。
身内のいないフェリシティが死んだことで遺産は姉妹のものになった。
デリアはりんご園を買ったら一緒にやらないかとチャーリーを誘う。
気も合うし、腰を落ち着けるのもいいな、と決めたところにハプスの追っ手がやってきて、デリアとはそこでお別れとなった。
かんそう
全12話一挙配信ということで、とりあえず駆け足で一気見しました!
期待を裏切らない面白さ!!
シーズン2もシーズン1と同じ感じでいくのかな? と思いきや、新たな展開もあって面白さは変わりません!
1話ずつネタバレまとめしていきますので、よかったら番組と一緒におつきあいください~
1話の見どころは「ウィキッド ふたりの魔女」のシンシア・エリヴォの1人5役。
厳密には5人が揃うシーンはないのですけど、4人揃うシーンは4倍の手間をかけていることになるので、新シーズンの始まりに気合入れているのがめっちゃ伝わってきますね。
前回の追っ手より、今回は優秀であっという間に追いつかれてますw
五つ子姉妹という設定はシンシア・エリヴォの演技力のためのストーリーでもあり、単純になりすましのコントのようなシチュエイションも面白かったです。
チャーリーは、嘘は見抜けても双子のなりすましそのものは見抜けない、んですね。
あとパンフ貰った時にプロフィールちゃんと読んでなかったんだw っていう人としてのチャーリーらしさが垣間見れたのも面白かった。
存在が嘘そのものなんですけど、嘘の中に真実があると「ごめん!」って信じてしまったりするのも、チャーリーの素直な人柄って感じで、このドラマの良さだなぁと思いました。
りんご園に誘われた時、一瞬新たな展開で腰を落ち着けるのかな? と思いきや、やっぱりそうはならないですよねーってなりましたw
フットルースやなりすましなど、コミカルなテイストで忘れがちですけどしっかりとしたミステリーも味わえて、ほんと満足度が高く、新シーズンを期待させるスタートだったと思います!
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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