(U-NEXT)
シーズン2 全12話 2025年8月8日~ U-NEXT一挙配信
ネタバレあらすじ
ハプスの頼み
とうとうハプスに捕まったチャーリーだが、狙いは命ではなくそのスキルだった。
今ではハプス自身が敵対マフィアやFBIに追われる身になっている。
抗争は資金もかかり、いつまでも続けていられない。
国外逃亡の手筈は整っているが、一つ問題があると言う。
「仲間内にネズミ(スパイ)かモグラ(二重スパイ)がいるらしい」
チャーリーはネズミとモグラの違いはよくわからなかったが、自分がやることはすぐに理解した。
メモ
アジトへ行く途中、立ち寄ったガソリンスタンドでハプスは黒いスーツの男からメモを受け取っていた。
「アジトは危険」
裏にあった「海の宝石」はモーテルの名前で、そこへ向かった。
裏切者
モーテルの部屋にはアジトから移動していたハプスの夫ジェフリー(リチャード・カインド)と部下たちがいた。
ジェフリーはマフィアには無関係で、料理好きのどちらかといえば善良な市民タイプでチャーリーを歓迎する。
別室にいた3人の部下と会話をして、嘘がないことを確認した。
「ネズミはいないよ。ジェフリーはわからないけど」
冗談っぽく言うと、ジェフリーも「悪いな。違うよ」とおどける。
「ほんとだね」
これで役目は終わっただろ、とチャーリーはすぐに去ろうとするが、すんなり解放されるわけがなく、一緒に行くことになった。
「あんたが嘘をついていないという証拠もない」
慎重なハプスは、逃亡用の飛行機にも問題がないか、先にチャーリーだけを行かせて調べさせる。
チャーリーが飛行機の中に入ると誰もおらず、ビニールの人形が置かれていた。
ハプスの警戒通りはめられたのは間違いなく、たちまちFBIに囲まれてしまう。
距離を置いていたハプスたちはそのまま逃げようとするが、逃亡生活に嫌気がさしていたジェフリーは「嫌だ嫌だ」といいながら飛行機に向かって走っていく。
そこへ銃を持って出てきたのは、馴染みのFBI捜査官ルカ(サイモン・ヘルバーク)だった。
ハプスも銃を向けるが、空砲だった。
警告を無視して飛行機に乗り込もうとしたジェフリーは、ルカに撃たれて倒れた。
ハプスは持っていた銃をルカの頭に投げつけ、倒れたルカの銃を拾ってルカを撃つと、飛行機の中に入って隠れていたチャーリーにも発砲する。
「夫が死んだのはお前のせいだ」
数時間前
ルカの指揮でハプスを捕まえるチームが組まれていた。ルカにはハプスの内部に情報提供者がいる。
チームには訓練生時代からの友人ダニーもいた。
ダニーは、胃潰瘍があっていつもミルクを飲んでいる。
アジトで張り込みをしていると、バレたようでハプスたちはやってこなかった。
情報提供者については当然、ダニーにも言わず内密に接触した。
それはハプスの夫、ジェフリーだった。
ジェフリーはハプスの仕事を理解しておらず、FBIの張り込みをばらすとかそういう小細工ができるとは思えない。
ルカはジェフリーを通じて、ハプスに協力する可能性があるかどうか確認していたが、それはまったくなさそうという結論だった。
「考えた末、証人保護制度を俺だけ受けることにした。妻を愛してるが、妻は俺より仕事なんだ。俺も自分を優先する」
だがハプスの事業の情報を持たないジェフリーだけの保護は認められない。
それを伝えるとジェフリーはがっかりして「モグラとか不労収入とかうんざりだ」と嘆いた。
「モグラ? ネズミじゃなくてか?」
そのワードから、張り込みがバレたのはFBIにスパイがいるせいだったと気づく。
「モグラの名を明かせば君だけでも保護を受けられるよ」
よく知らないというジェフリーにルカはFBIのリストを見せる。
確かに見た男がいる。だが慎重派のジェフリーはそれが誰かは言わなかった。
「妻が勾留され、保護制度を受けるまで言わないよ。危険すぎる。愛する妻だが怒らせると怖い」
そして2人は逃亡時の打ち合わせをした。
「俺が空砲を向けるから血糊を仕込んで撃たれて死んだふりをしろ。それが一番安全だ」
この二人のやりとりを、少し離れたところからダニーが読唇術スタッフに解読させていたことをルカは知らない。
ルカとチャーリー(少し前)
チャーリーがハプスに「海の宝石」に連れて行かれた時、チャーリーはトイレの中からルカに電話をして連絡を取っていた。
実はジェフリーの嘘を見抜いていて、「ネズミはジェフリー」だと報告していた。
ルカはチャーリーの嘘発見能力に感心しながら、2人とも助ける、と約束をする。
「(ジェフリーが嘘をついていると)言わないで正解だ」
現在
ルカの銃は元々空砲だったため、ハプスの発砲を受け倒れたルカに怪我はなかった。
自分が空砲にしたのだからわかる。
起き上がるとジェフリーに近寄り、もう演技はいいと起こしたが、ジェフリーは本当に死んでいた。
ダニーがルカの目を盗んで、実弾を2発だけ仕込んでいたせいだった。
またチャーリーも銃声はしたものの空砲だったため、無事だった。
ハプスは奪ったFBIの銃が空砲なことでピンと来た。
ジェフリーは死んだ演技をしていて、ジェフリーがネズミだったんだと。
交渉
ハプスはチャーリーを人質に飛行機に立てこもり、交渉を始める。
ルカが情報提供者のジェフリーを殺してしまったことから、ダニーが名乗りを上げて交渉にあたる。
だが、チャーリーには嘘だらけの交渉だった。
そしてハプスは生きてると思っていたジェフリーが本当に死んだことを知る。
その部分のダニーの説明は本当だった。
やけになったハプスは、FBIにモグラがいると言い出す。
「いざとなればその正体を明かしてもいい。取り引きでね」
モグラの存在でハプスの証言はFBIにとってますます価値を持つ。
ダニーは追い詰められた。
ハプスが交渉している隙にチャーリーはハプスに隠れてルカに電話をかけて、会話を聞かせた。
「思い出したけどガソリンスタンドでスーツの男と話してたよね。モグラってあいつ?」
白人で中肉中背、30~50代と覚えていることを言う。
「誰だかわかれば協力できると思うから、教えてよ」
ハプスが迷っていると、ルカの側にいた他の捜査官の声が入ってしまい、通話がハプスにバレてしまう。
チャーリーはジェフリーを失い、冷静さを欠いているハプスに訴える。
「ルカを知ってる。情報提供者をわざと殺すわけがない。ジェフリーの口を封じたい捜査官は1人だけだよ」
今の一番の敵はモグラだとハプスも気づいた。
モグラの正体
汚職捜査官がいると判明した現場と、自分がモグラだとバレたくないダニーの言動は乖離していく。ダニーはどさくさに紛れてハプスも殺そうとする。
「モグラなんてデタラメの時間稼ぎですよ。早くハプスを捕まえましょう」
その時、ルカが動いた。
こっそりと飛行機に近づき、自らハプスの前に現れジェフリーを撃ってしまったことを謝罪する。
「モグラは次はあなたを狙います。名前が分かれば助けられる」
そしてジェフリーが妻を愛していて、ただ裏切ったのではないことを伝えた。
説得されたハプスはモグラの名前を言う。
ところがその名前は偽名だった。
だが「牛乳を飲んでた男」「潰瘍」という言葉でルカはダニーを思い浮かべる。
「あり得ない!」
本名がわかったところでハプスが無線で代表者にダニーの名前を伝えた。
ところがその時にはダニーも飛行機に乗って、3人に銃を向けていた。
なんとか説得しようとするルカにダニーは容赦なく発砲し、もみ合いになるがチャーリーたちも加勢してダニーを捕らえた。
自由の身
逮捕された後もダニーは、懲りずにチャーリーに金で取り引きをもちかけた。
ハプスはスパイ逮捕に協力したことと証言することから、証人保護を受けることになった。
ルカはその条件にチャーリーの解放も含めた。
チャーリーは晴れて自由の身となった。
つづく
かんそう
展開ハヤッ!
シーズン1でクリフハンガーしていたハプスの件が、ほぼ1話で解決しました!
チャーリーの逃亡生活って、毎回セットごと変わる事件に都合がよくてもうなんだかわからなくても永遠に追われててもいいのにって思ってたので、あっさり終了? でびっくり。
とはいえ、腰を落ち着けるかどうかはチャーリー次第なんですけどね。
また次の目的地をランダム指差しで決めていたので、チャーリーのふらふら生活は続きそうです。
ルカとチャーリーはお互いある意味お人よし? なところが似てて、いいコンビなんですが、だからといってチャーリーがFBIに入ってバディすればいいってわけでもないんですよね。
だから、この距離感がベストに感じます。
でもルカとチャーリーのホットラインは繋がっていて欲しい。
いつまでも名脇役として活躍しているリチャード・カインドは、曲者キャラも多いから今回も登場した時に「善人なのか善人のふりをした悪人なのかどっち?」と疑いながら見てました。
結局人柄そのものの、善人だったわけですけどこのドラマのスタイルだからこその、有名ゲストをガンガン亡き者にできちゃうのも面白いところですねw
ジェフリーのおかげで、悪人のハプスにも人間味が感じられて最後同情させられたのもポーカー・フェイスならではの世界観かな、と思いました。
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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