あらすじ
2022年5月5日(木)~AXNでシーズン9 日本初放送(全16話)
(アメリカ放送 2020年9月~)
ランドリー火災
不自然なランドリー火災が連続していた。どれも乾燥機からの発火で、単なる偶然とは思えず、気になって過去の資料を調べると他の地域でも同じようなランドリー火災が多発していた事を知る。
オーナーや場所などの共通点がすぐには見つからなかったため、保険金狙いとも思えなかった。
だが火災の規模は大きく、無作為な犠牲者が出ていることから見過ごせない。
セブライドとケイシーは、まずは最初だと思われる現場に向かった。
すると発火した乾燥機自体に問題はないことがわかった。
まるで発火剤が使われたような焦げ方をしているので、当時使っていたという女性に確認をすると、洗剤の香料がキツくて外にいたからその間に誰が触れているかわからない、と答えた。
その回答から二人はホールクリーンという洗剤を怪しんだ。
地元のメーカーでどこのランドリーにも置いてあるという。
匂いを嗅ぐと、すぐにわかった。
「香料以外の何かが入ってる。水に溶けない可燃性の物質が服について乾燥機に……」
それが町中で発生する可能性がある。
二人はすぐに洗剤メーカーを訪ね、出荷の停止を求めた。
オーナーは言いがかりのように感じたが、実際に粉洗剤から火柱が立ち上がるのを見せられると驚いた。
そして最近仕入れ先を替えた、と打ち明けた。
「表示と違う原料が来たのかも。こんなことは初めて」
オーナーは知らずに販売していたのだった。
今すぐ新規の製造や出荷は停止できるが、すでに発送してしまった分は数が多すぎると途方にくれる。
だがセブライドが現場はケイシーにまかせて連絡を手伝う、と協力した。
「でないと人が死ぬ」
調査の結果、洗剤にメタノールが紛れていたことがわかった。
差し止めもほとんど済んでいたが、1台だけ配達中のトラックに連絡が取れていなかった。
その配達先が51分署の近くだった為、署にいた大隊長とケイシーが現場に向かった。
すると配達トラックはランドリーの前で煙を出して止まっていた。
「排気システムが燃えてるんだ」
運転手はまさか起爆剤を積んでいるとは知らず、何かゴミでも入ったか? と呑気に構えていた。
大量に積んだ洗剤の粉が紛れたのだろう。もし引火したら大爆発になる。
すぐに51分署から応援を呼び、消火活動にあたる。
大爆発の可能性もあったが、大隊長を含めた素早い連携で荷台の出荷程度で収めた。
そして久しぶりにホースを持った大隊長は心からもっと現場に出たい! と笑った。
バイオレット
マッキーの後釜としてシルビーが指名したのはバイオレットだった。
すぐに51分署にやってくるが、実際は数日だけのヘルプでバイオレットは現部署の20分署を気に入っており、本格的に異動する気はなかった。
バイオレットと別れたギャロは顔を合わせにくく、数日ならとほっとしていた。
ところがもう一度バイオレットに確認すると、20分署に愛着があるから異動はできない、と言われてしまう。
シルビーは仕方ない、と新たな後釜捜しをするが良い人材はなかなか見つからなかった。
それを知ったケイシーはシルビーに相方がすぐにいなくなるのはシルビーが育成上手だからだ、と褒めて励ました。
「相棒以上にいい先生なんだよ。それと一緒に居たい人を選べ。妥協せずにね。好きな人をつかまえろ」
ケイシーの言葉に影響を受けたシルビーは、シフト終わりのバイオレットに改めてできれば一緒に働きたい、と声をかけた。
するとバイオレットは即答で快諾した。
「自分から言えたけどあなたに誘って欲しかった」
シルビーは安堵したが、問題はキッドだった。
マウチ
ある日マウチは突然、「BAGGS」と書いたロッカーに5年も隠していたバグパイプを取り出し、練習を始めた。
それはP&D(パイプス・アンド・ドラムス)の貴重なオーデションのためだった。
だがあまりのうるささに署内では即禁止となる。
練習時間が足りない、と不安になるマウチにハーマンはオーディションにはお涙がつきものだとアドバイスをした。ハーマンは夢があるならどんなことでも応援したいという姿勢だった。
「注目されたいなら泣ける話をしろ」
マウチは若手達に声をかけ、アピール動画を作ってもらう。
マウチが、バグパイプを持ってスコットランドを出た祖父の苦労話をする、という動画だった。
そして動画を持参してオーディションに挑んだ。
ところがマウチが練習してきた曲の演奏を始めようとすると、それはオーディション曲ではないと止められてしまう。
「サイトにも書いてあるが、全員そこにある譜面の同じ曲を演奏してもらっている」
しかしマウチは譜面が読めなかった……。
当然、マウチは不合格だったが、動画は気に入られてシカゴ・ケルト文化祭のプロモーションに使われることになった、と喜んだ。
キッド
キッドは仮眠室の壁に「感化の壁」と名付けたお気に入りのフォトコーナーを作った。
そこに飾られた写真はほぼ女性で、全員キッドが憧れる存在だった。
その後の出動時に、キッドが消防車を運転していると深い穴にタイヤをとられるというアクシデントが発生し事故を起こしそうになる。
なんとかコントロールして、被害者も出さずに済ませたが、2人の少女を轢きそうになっていた。
そして、しっかりと固定したはずの額が次々に落下して、ダメージを受けていた。
キッドは今まで平和だったのが急におかしくなったのは、タイミング的にバイオレットのせいだ、と影でシルビーに言いがかりをつける。
「あんたの相棒は悪運を呼ぶ。彼女の事は好きだけど、世の中には悪い気を出す人もいる。彼女がそう」
ところがそれが本当に言いがかりだったことを少し後で知る。
消防車の暴走を制御した隊員を称えたい、とシカゴ消防局初の女性副局長、グロリア・ヒルがキッドを訪ねてきた。
その人は、キッドの「感化の壁」の中でも一番尊敬する、キッドのロックスターだった。
ヒルに認められ、名刺までもらったキッドは有頂天になった。
もちろん、バネッサへの悪い言いがかりも取り消した。
ケイシー
ケイシーの頭痛は治まらず、現場でも朦朧とするようになっていた。
それを見たギャロはケイシーを心配するが、医者の真似事より自分の仕事をしろ、と厳しく言い返されていた。
とはいえケイシーはあきらかに頭を抱えるシーンが増えていた。
見かねたギャロはもう一度ケイシーに声をかけた。
「先日の説教を覚えています?」
ギャロはケイシーに報告を怠るなと怒られていたことを、そのままケイシーにも当てはまる、と伝えた。
「状況を知らせてくれないのにどう中隊長を守るんです?」
ギャロはそれだけ言いたかったといって、話を切り上げた。
その後、モリーズでシカゴ病院のウィルを見かけて声を掛けた。
「友人の話だが、頭の怪我以来、頭痛と視野が狭くなっているんだ。どうすればいい?」
「すぐに神経科医にかかれ。頭の怪我はやばいぞ」
「ありがとう……」
今回は面白かったです。
やっぱりセブライドとケイシーが消防士探偵しているのが好きだな。
その事件風な緊張感と、マウチのバグパイプとかのどーでもいい日常のメリハリがファイアらしいって感じる。
なのでケイシーの病状はネガティブで見て居られず、そもそもそんな状態で中隊長するのって無責任でケイシーのキャラなのか? と混乱もするし、そういえばケイシーって結構パワハラっぽいよな……みたいにも思えてくるw
ケイシーはフェードアウトフラグなのかな~
だとしてもなんかネガティブでケイシーが嫌な奴になる展開、どうなんですかね。
あとバイオレット(何故かバネッサって書いてて間違ってたの直しました)
一度はえー仮なのー? ってなった後でやったー! という感情の揺さぶりがあって、それも今回の面白さでした。
ギャロが尻に敷かれてるのはちょっとかわいそうだけどw
署内だけで言えば、セブライドとバイオレットにつきあってほしいわ……。
あとシルビーはまだ凶悪な猫を飼っていましたw(台詞と傷痕だけ)
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