あらすじ
2019年4月8日~FOXジャパンで放送!(全10話)
・シーズン8登場人物
シーズン7 【最終回」11話「偉大な国へ/Great Again」へ
ニュースでは、すでに香港、ロンドン、バルト諸国、モスクワが破壊されたと報道している。避難勧告と共に、キャスターが家族への別れのメッセージを言い始めると放送も突然終了した。
すると、祖母のイヴィを連れたギャラントもやってきた。
余っている権利を使わせて欲しい、と。
ジェット機を狙って、空港で働く人々が集まってきている。
運転手が銃で撃ち殺していくが、人数の多さに間に合いそうになかった。
ココは夫を待っている余裕はない、とギャラント達を連れてジェット機を離陸させた。
離陸後、どこへ向かうのかパイロットに確認しようとすると、操縦席は自動運転で無人だった。
直後、爆音とともにジェット機は大きく揺れた。
窓の外を見ると、LAの街に大きな赤いキノコ雲が出来ていた。
喜びが一転、パニックになろうとしていると「共同体」からの迎えがやってきた。
優れた遺伝子なので生存者の候補リストに上がった、と。
確かにティモシーは、家系調査サイトに遺伝子を提出していた。
弟のエドワードは、遺伝子構造が違うからダメだ、と言われてしまう。
ティモシーは連れて行かれたシェルターで同じように選ばれたエミリー(アッシュ・サントス)と出会う。
外の世界は黒い霧に覆われ、まったく別世界になっていた。
放射能で汚染されているから、防護服がなければ外には出られない。
施設は計10か所、被害が最小の区域にあった。
滞在できるのは、優れた遺伝子を持つ者と財力のある者。その金が資金となっていた。
第3基地の内部に入ると、2人はすぐに処刑の現場を見て驚く。
なんらかの規律に縛られている事はすぐに分かった。
昔、特別な男子校だったという場所を核シェルターとして利用していた。
共同体が来る日に備えて改造したという。
ウィルヘミナはこれは終末ではなく、始まりだと言った。
「共同体は火の海による浄化のはるか先を見越してた。
共同体は国家や軍隊とは無関係よ。
人類の偉大な英知が集められているの。先見者たちよ」
だが電気ではなくろうそくの明かりを使っているとティモシーが指摘した。
「ここでの生活が原始的だというなら、それは大間違いよ。
テクノロジーが世界を滅ぼしたの。
SNSが誰もが平等だと誤解させた。
でもそれも消滅して、自然界の秩序が戻るわ」
そう説明する側には、床に手をついて掃除をする人の姿があった。
ここでは、人は「パープル」と「グレー」に色分けされていた。
パープルは「エリート、価値ある者、選ばれた生存者」。
グレーは労働者。
パープルに仕える事で、グレーは生きていられる。
外にいれば核の冬に襲われ、ガンに侵され死に至る。
身分を明確にする為、着る服の色もそのままだった。
だがウィルヘミナを含む共同体のスタッフは、黒を着ていた。
「どちらでもない。私は共同体の重要な補佐役。共同体の代弁者よ」
あくまでもパープルではない。
ミズ・ヴェナブルと呼びなさいと言って、さらにルールを加えた。
外には出ない事。放射線で汚染されたらここには戻れなくなる。
許可なく性交渉してはいけない。
入口で処刑されていたのは、それを破ったグレーだった。
時間にも正確に。
・シーズン8登場人物
(アメリカ放送2017年9月~)
・シーズン8登場人物
シーズン7 【最終回」11話「偉大な国へ/Great Again」へ
核ミサイル
我儘セレブなお嬢様のココ(レスリー・グロスマン)が馴染みの美容師ギャラント(エヴァン・ピーターズ)にカットをしてもらっていると、突然核ミサイル攻撃のアラートが発動される。
どうせ誤報だろう、とスルーしていると香港にいる父親から連絡が入り、1時間後にはLAは大きな穴になる、と言われてしまう。
娘だけでも助かって欲しい、と父親は緊急事態に備えてジェット機を手配済だと伝える。
家族4人分の権利を買っておいたが、もう家族が顔を合わせる事はない、とそれが別れの挨拶になってしまった。
ココは慌ててパーソナル・アシスタントのマロリー(ビリー・ラード)と空港に向かう。
途中、夫のブロック(ビリー・エイチュナー)にも急いで空港に来るよう連絡を入れた。ニュースでは、すでに香港、ロンドン、バルト諸国、モスクワが破壊されたと報道している。避難勧告と共に、キャスターが家族への別れのメッセージを言い始めると放送も突然終了した。
ジェット機
ココとマロリーが空港に到着した。すると、祖母のイヴィを連れたギャラントもやってきた。
余っている権利を使わせて欲しい、と。
ジェット機を狙って、空港で働く人々が集まってきている。
運転手が銃で撃ち殺していくが、人数の多さに間に合いそうになかった。
ココは夫を待っている余裕はない、とギャラント達を連れてジェット機を離陸させた。
離陸後、どこへ向かうのかパイロットに確認しようとすると、操縦席は自動運転で無人だった。
直後、爆音とともにジェット機は大きく揺れた。
窓の外を見ると、LAの街に大きな赤いキノコ雲が出来ていた。
選民
同じ頃、UCLAに合格したばかりのティモシー・キャンベル(カイル・アレン)も自宅で、避難勧告のニュースを家族と一緒に見ていた。喜びが一転、パニックになろうとしていると「共同体」からの迎えがやってきた。
優れた遺伝子なので生存者の候補リストに上がった、と。
確かにティモシーは、家系調査サイトに遺伝子を提出していた。
弟のエドワードは、遺伝子構造が違うからダメだ、と言われてしまう。
ティモシーは連れて行かれたシェルターで同じように選ばれたエミリー(アッシュ・サントス)と出会う。
2週間後
ティモシーとエミリーは、長期滞在型の施設に移動となった。外の世界は黒い霧に覆われ、まったく別世界になっていた。
放射能で汚染されているから、防護服がなければ外には出られない。
施設は計10か所、被害が最小の区域にあった。
滞在できるのは、優れた遺伝子を持つ者と財力のある者。その金が資金となっていた。
第3基地の内部に入ると、2人はすぐに処刑の現場を見て驚く。
なんらかの規律に縛られている事はすぐに分かった。
昔、特別な男子校だったという場所を核シェルターとして利用していた。
共同体が来る日に備えて改造したという。
ウィルヘミナ・ヴェナブル
2人を出迎えたのは、杖をついて歩くウィルヘミナ・ヴェナブル(サラ・ ポールソン)だった。ウィルヘミナはこれは終末ではなく、始まりだと言った。
「共同体は火の海による浄化のはるか先を見越してた。
共同体は国家や軍隊とは無関係よ。
人類の偉大な英知が集められているの。先見者たちよ」
だが電気ではなくろうそくの明かりを使っているとティモシーが指摘した。
「ここでの生活が原始的だというなら、それは大間違いよ。
テクノロジーが世界を滅ぼしたの。
SNSが誰もが平等だと誤解させた。
でもそれも消滅して、自然界の秩序が戻るわ」
そう説明する側には、床に手をついて掃除をする人の姿があった。
ここでは、人は「パープル」と「グレー」に色分けされていた。
パープルは「エリート、価値ある者、選ばれた生存者」。
グレーは労働者。
パープルに仕える事で、グレーは生きていられる。
外にいれば核の冬に襲われ、ガンに侵され死に至る。
身分を明確にする為、着る服の色もそのままだった。
だがウィルヘミナを含む共同体のスタッフは、黒を着ていた。
「どちらでもない。私は共同体の重要な補佐役。共同体の代弁者よ」
あくまでもパープルではない。
ミズ・ヴェナブルと呼びなさいと言って、さらにルールを加えた。
外には出ない事。放射線で汚染されたらここには戻れなくなる。
許可なく性交渉してはいけない。
入口で処刑されていたのは、それを破ったグレーだった。
時間にも正確に。
666
ティモシーがシャワーを浴びてディナーへの準備をしようとすると、曇ったガラスに「666」の文字が書かれていた。
そしてどこからか女の声が聞こえた。
「気を付けて。ティモシー」
だが側には誰もいなかった。
ディナー
ティモシーとエミリーは言われた通りの服を着てディナーに向かった。
そこには、ココ達を含む数名の避難者(パープル)が先に集まっていた。
マロリーだけがグレーだった。
その中にダイナ・スティーヴンス(アディナ・ポーター)を見つけて、ティモシーは思わず声を上げた。
ダイナはオプラを抜くと言われている存在だった。
新参者の登場は退屈な地下での生活の刺激になった。
だが外には何も残っていない、と知ると全員がどんよりとした。
ウィルヘミナのベルの合図でディナーが始まった。
食事はビタミンが入ったゼリーのキューブ1つだけだった。
ココは耐えきれず立ち上がってヒステリックを起こした。
1人1億ドル払ってシェフの料理もないのか、と。
すると、ウィルヘミナに平手打ちをされる。
「1年半分の蓄えはあるけど、状況が改善されなければ足りなくなる」
今朝また警報が鳴ったという。何者かが敷地内に侵入して。
それは支援者からの伝書バトだった。
ハトは死の灰で汚染されているから、ココが食べたくても食べられない。
「政府はもう存在しない。
あるのは腐りかけた死体の山だけ。パンの為に殺しも。
3か所が侵略された。
我々は地球上の文明人の最後の生き残り。慎重な行動を」
ミサイル攻撃から2週間しか経っていないのに、世界は急激に変化していた。
ただでさえ不安になる中、さらに問題発生との報告が入った。
放射線量チェック
部屋の放射線量が急上昇した、というのだった。
ウィルヘミナの助手的存在のミリアム(キャシー・ベイツ)が全員の放射線量をチェックする。
するとギャラントともう1人の男性ストゥーで計測器が反応し、2人は連れ出されて除染を受けた。
2人は外に出ていないので、まったく身に覚えになかったが抵抗しても無駄だった。
素っ裸になり、スプレーされブラシでこすられた後、もう一度測定するとギャラントは問題なし、となった。
だがストゥーは、まだ残っていると言われてしまう。
もうスプレーは嫌だと抵抗をすると、ミリアムに頭を撃たれてその場で殺された。
パープルへの憧れ
ストゥーの始末の後、ウィルヘミナの部屋をミリアムが訪ねていた。
2人は部屋の中でだけ、こっそりパープルの服になった。
ルールの中では黒に位置づけられていたが、本当はパープルへの憧れがあるようだった。
2人は鏡を覗いて笑った。
ストゥーの除染騒ぎは、ミリアムのでっちあげだった。
計測器を操って見せかけていたのだった。
2人はトランプをしながらおしゃべりをしていた。
ミリアムは快感だったと言った。
「妙に満足感があるのよね。罰を与えるのって。
彼らのマヌケ面。
見てるとゾクゾクするの」
ウィルヘミナも賛同した。
だが、ミリアムは共同体に所属している事から、後ろめたさもあるようだった。
「私は軍人です。父も戦場で大勢を殺した。
殺すのは平気ですが、指揮系統は重んじます。
何年も共同体に雇われていたので、彼らに背くのは気が引けるんです」
ウィルヘミナが独自の規則で支配している事を不安に感じていた。
「共同体なんて忘れて。私達だけよ」
慰み
次のディナーで、ウィルヘミナはストゥーの死への慰みに、と暖かい食事を出した。
だがストゥーと特別な関係だったアンドレは、こんなものでは誤魔化せない、と態度を変えなかった。
ココを始め、久々の食事らしい食事にがっついていると、あちこちでスープの中に複数の骨を見つけ出す。
アンドレはこれはストゥーの肉だと言い出し、大騒ぎになるがウィルヘミナは冷静に食べ続けていた。
「バカな事を言わないで。
共食いなんて絶対にしてはならないことよ」
イヴィも、気にせず食べ続けた。
曲
食後、アンドレが人食いだと騒いでいるとエミリーが話を止めた。
2週間鳴り続けていた同じ音楽が止まっていたのだった。
すると別の曲が流れ始めた。
ギャラントはそれに不満を感じていたので、曲が変わったことを喜んだ。
モーリーン・マガバーンの「The Morning After」だった。
The Morning After by Maureen McGovern
ギャラントは一緒に歌い、突然共同体からのメッセージだと騒ぎだした。
マロリーもそれに乗った。
「待ってて、助けに行くと言ってる」
共同体が助けに来るというメッセージだと、全員が喜んだ。
1年半後
それから1年半、何も事態は変わっていなかった。
だが変化もあった。
ティモシーとエミリーは、自然とキスをする関係になっていた。
週に1度だけ。
おかげで心まで死なずに済んだ。
いよいよ最後の朝食がアナウンスされた。
今後は日に1食のみ。
キューブも半分だった。
死ぬのを待ってるみたいだからいっそここを出よう、と騒ぎになりかけるとアラートが鳴った。
侵入者だった。
侵入者
馬車で敷地内に入ってきたのは、共同体のマイケル・ラングドン(コーディー・ファーン)だった。
ウィルヘミナは突然の共同体の介入に身構えた。
だが、マイケルはウィルヘミナの功績を讃えた。
「他の所は、3か所は侵略され残りは崩壊寸前」
良く持っている方だ、と。
だが、今にここでも問題が起きるからやって来た。
「幸いにも別の施設がある。神聖な場所だ。
秩序が保たれて10年分の食料がある」
マイケルは、生存に値する者を選べと命じられて来ていたのだった。
「全員か、誰もいないかもしれない。
選ばれなかった者たちは……。私の馬と同じ運命だ」
その頃、馬の世話を命じられたミリアムが馬を処理していた。
かんそう
AHSシーズン8、開幕しました!
今回も劇団アメホラのキャスティング、いきなりいい感じです!
カルトで偽装夫婦役だったレスリー・グロスマンとビリー・エイチュナーが今作でも夫婦でした。
レスリーの演ずるココは、レスリーらしいおバカなセレブでいきなりはまっています。
旦那さんのブロックは、あっさり1話で死んだ……と思いますw
このところのAHSの主役級のエヴァン・ピーターズは、今のところ大人しいセレブ御用達美容師。
元女優のおばあ様を大事にしている感じも優しい感じだし、でもエヴァンですからね。
どこかに毒を隠しているはず!
今後が楽しみ。
もう1人の主役といえばサラですが、こちらはドハマリというかカルトからのリンクを感じる、共同体のリーダー役。
でも組織そのものには背いているようで、ストイックに見せかけていながらも、影でパープルに憧れて女子会してる……。
なかなか複雑なキャラで、こちらもいきなりワクワクさせられるキャラでした。
キャシー・ベイツはまたしても7変化に新たに追加ってくらい、一瞬誰だか分からない瞬間もありました。
見た目もやる事も面白いキャラ!
AHSシリーズはなかなか1話ではストーリーを追うのも大変だったり、キャラも良く分からないっていう始まりが多いですが、大きな引っかけがない限り、比較的見たままで分かりやすい始まりだったのではないかと思いました。
もちろん、「分かりやすい」は理解したとか分かったという意味ではなく、何も分かってはいませんw (変な文w)
いつもよりはひっかかるクエスチョンがないまま、1話終わったな~という感じです。
共同体がなんなのか、と「666」とティモシーに注意を呼び掛ける声は大きな謎ですけど。
そしてキャストといえば、馴染みの劇団員w に加えて新入生もいます。
特に気になったのは、コーディー・ファーン!
ラングドンのキャラ、超良さげじゃないですか!!
ロン毛の巻き髪、いいね~。
皆共同体にちょっと古い服装させられてるのが、様式美的でいい!
いつにも増して、見応えのある第1話でした。
今回も先が気になります!!
・シーズン8登場人物
2 件のコメント:
こんばんは、ジェーン洞さん!
始まりましたね AHS 最新シーズン!
これまでに耳にしたシーズン8は "シーズン1『呪いの館』とシーズン3『魔女団』のクロスオーバー"
という設定。でも、この初回には、どちらのシーズンに関係ある設定も出演者(役柄)も登場せず。
その上、核戦争後(なんでしょうか、本当に…)の世界が舞台という紹介も兼ねた初回。
ウ~ン、予想をはるかに斜めから覆す初回エピソードに、これまでの事前情報は全然的外れなのか?
って、感じで正直、面食らいました。
この後、『呪いの館』や『魔女団』の出演者が出てくるのか?
しかし、エヴァン・ピータースは既に新たなキャラで登場している…。
というのが初回を見た感想。相変わらず AHS は展開が読めません。(*_*;
White Dragonさん
コメントありがとうございます。
AHSはほんと先が読めないのが面白いですよね~。
クロスオーバーの過去作の登場人物といえばサラやキャシーもそうですから、そこはあまり気にしていませんでした。
この先どんな展開をするのか、楽しみです!
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