あらすじ
Lane Spies On Conrad & Nic | Season 1 Ep. 11 | THE RESIDENT
2018年9月4日(火)~ FOX 日本初放送
(アメリカ放送:2018年1月~) 全14話
・登場人物
・前回10話「ゴースト/Haunted」へ
ベルがコンラッドの患者の手術をする事になった。
首に大きなコブがあり、ラテックスアレルギーを持つTJという患者だった。
手術中、電動メスの火花がドレープに飛び移り、大きく燃え上がってしまった。
心配で様子を見に行ったコンラッドもあわてて消火に参加するが、スプリンクラーが作動して大騒ぎになってしまった。
まだ縫合していないのに。
ベルはCEOに呼ばれた。
「私のミスじゃない」
「チョウ氏の術後出血も?」
何の話だとシラを切るが、録画を見れば出火原因は明らかになるとCEOはベルを責めた。
あくまで事故だと落ち込むベルをハンターは慰めた。
「心配しないで、カメラが証人よ」
「私のせいに見えるかも」
「最悪でも賠償で話は済む」
訴訟は避けられないのだからベルの慰めにはならなかった。
「あなたは評価されてるし、大丈夫よ」
私は味方だとハンターはベルを信頼しているようだが、実際ミスが多いベル本人は安心できなかった。
火災の原因について、オカフォーがCEOに意見を求められた。
オカフォーはマスクから酸素が漏れて、手術台に溜まっていたんだろうと説明した。
一概にベルのせいでもなく、事故だと言うとCEOは庇っているのかと確認した。
「彼の責任じゃないのは事実です」
手術中の事故に自分は呪われているんだと、TJは落ち込んでいた。
TJはコブのせいで、昔から苦しんできていた。
だからプログラマーで稼いで手術代を溜めていた。
コンラッドは、次は形成外科のランド医師が再手術するからコブは綺麗になる、と励ました。
TJが喜んだのもつかの間、手術は数か月後だと言われるとがっかりした。
実は、コブを除去したら退職してやりたい事があった。
愛犬のラスカルと動画チャンネルをやる。
コンラッドは、傷がよくなる過程とかも撮れよと励まし、チャンネル登録も約束した。
その後、TJの容態が急変してしまう。
首の腫れが気管を圧迫し息ができないようで、苦しんでコンラッドに助けを求めた。
すぐに応急処置をして、なんとか乗り越えた。
ニックは、CEOと危機管理担当者に呼び出された。
リリーの遺族が病院とニックを訴えたのだった。
自分だけなのか、という問いには違うと言われるが、調査終了まで患者への接触を禁じられてしまう。
ニックはすぐにコンラッドに報告した。
訴訟に備え、病院が弱い立場の人間に責任を負わせようとしていると考えた。
その後ニックは、危機管理部門の面談を受けていた。
そこでリリーの状況を聞かれて、ハンターのケモに問題があった、というような回答をしていた。
だが、担当者はハンターの実績を信じ、ニックの発言を真に受けなかった。
ニックは身を乗り出し被害にあった患者もいる、と小声で言った。
「最後のケモは誤りでした」
ハンターの責任かと問われると、ニックははっきりと言った。
「本人は治療の中止を望んでたんです」
だが担当者は「死因はケモじゃない」と言い返した。
「解剖の結果、リリーの死因はカリウムの過剰投与だった」
ニックには信じられなかった。
「あの夜、君が用意した点滴のせいで死んだんだ」
ニックはすぐにコンラッドに報告した。
8時間以上かかるはずが、30分で全量投与されていた。
確認は絶対にしている。
「私は訴訟の為の生け贄よ」
まだハンターの企みだとは気づかなかった。
ニックとコンラッドとデヴォンは、とりあえずハンターの証拠集めを急ぐ事にした。
ハンターの7人の患者に、共通する異常値の有無がないか探す。
だが再検査をすれば、その報告はハンターに行ってしまう。
そこでデヴォンはERを担当させられている事を利用して、身元不明患者として検査に出す事を提案した。
それにはコンラッドも素直に褒めた。
ニックは看護師を巻き込まないよう、採決もデヴォンがやるよう指示したがデヴォンは採決の方法を覚えていなかった。
コンラッドも学生時代が最後だという。
「医者って……」
ニックは呆れつつも、自らが実験台となってデヴォンに採血を教えた。
しかしデヴォンは飲み込みが遅かった。
しびれを切らしたニックは、命令を破って自分が採血する事にした。
「大人しく我慢するのはもう嫌なの」
今朝採血したばかりだという男性患者をチョコで操り採血を始めた。
デヴォンが見張り役をしていたが、アービングに呼び出されてしまった。
コンラッドの手伝いでも今はERを離れるな、と。
ニックはデヴォンに1人でやるなと言われていたが、待ちきれず採血を続けていた。
すると病室にいる所を看護師に見つかってしまう。
気づかれたかとヒヤっとしたが、現場にいるなら手伝ってと言われホっとした。
CEOはオカフォーの指導医のケイズに、オカフォーの仕事について訪ねた。
ケイズは、ミスは見たことがないと言った。
そこへベルが割り込んだ。
オカフォーの技量の話題だと知ると、ベルはいなくなられては困るのかもう解決済では?と口を挟んだ。
ケイズも最初は傲慢だと思ってたけど、それなりの腕を持っていると認めていた。
「丁寧で大胆なの。ああいう人材が欲しい」
オカフォーは高評価を受けていた。
その後ベルはオカフォーを探して声をかけた。
CEOが君のミスについて詮索している、と。
「当然擁護した」
「同時手術の時は擁護してくれなかったのに?」
オカフォーがCEOに呼ばれた時の先手を打ったつもりだったが、すでにオカフォーは呼ばれていたと知る。
「何を言った?」
「事実です」
ちゃんとフォローしていたのに、オカフォーはその事をはっきりとは言わなかった。
ハンターも危機管理部門に呼び出されて事情説明をしていた。
点滴の速度の設定ミスで、完全にニックの不注意だと。
その次は、コンラッドの予定だったがなぜかキャンセルされていた。
コンラッドは、面談に参加した医師を見つけてリリーを看取っているのに証言できないのは何故かと聞いた。
するとハンターが対象から外すように言ったと分かった。
「ニックを陥れた彼女をみんな信じてる。
解雇を恐れて誰も抵抗できない」
中にはコンラッド達の味方もいるようだった。
コンラッドはすぐにCEOに直談判しに行った。
「一番優秀な看護師が魔女狩りの犠牲に」
コンラッドはハンターの裏の顔をぶちまけた。
もちろん、すぐには信用されなかった。
「一度は担当から外したニックを戻したその日に、ミスの発覚。
妙だと思いませんか?」
だが、ハンターにはベルと食事をしていたというアリバイがあると言い返されてしまう。
「インチキ男がアリバイとはね」
まだベルに疑いを持ち始めたばかりのCEOは、コンラッドのくだらない持論だと言うしかなかった。
「真実から目を背けていればこの病院は破滅します」
元気になったTJはコンラッドの励ましが効いたのか、病室で動画配信をしていた。
最悪な体験をした、と電動メスでの火災をネタにして。
ハッキングで入手した手術中の動画にベルの顔が貼り付けられ、彼に電動メスを渡すな、とリズムネタにして面白おかしく扱っていた。
看護師達が見て笑っている頃には、再生は56万回を超えていた。
TJは一躍有名人になった。
プログラマーのTJに病院内をハッキングするのは簡単だった。
やはりコンラッドも絡んでいたようだった。
「先生のおかげで人生が変わったよ」
コンラッドに感謝した。
デヴォンがハンターの患者達の検査結果を、コンラッドとニックに報告した。
患者に異常は見られなかった。
ニックは、無事なら良いと安心した。
そこへまた危機管理部門からニックに呼び出しがかかった。
今度は点滴について、詳しく確認された。
「私はミスをしていません」
だがその証拠もなかった。
「なぜ致死量が投与された?」
「誰かが速度を変えたんです」
何のために? と言われ「殺す為に」というとさすがに面談員達はざわついた。
「皆に愛されていた患者を誰が殺すと言うんだ」
「証拠がないので言えません」
ニックは2年間家族の姿はなく、自分が一番寄り添っていたと訴えた。
医師よりも誰よりも寄り添っていた自分が、危害を加えるはずがない。
面談はそこで終わった。
ニックはコンラッドに証言していて気づいた事を伝えた。
これは、ハンターの策略だと。
「オズダー先生に記録を要求され、知られたくない内容だから手を打ったのよ」
そしてニックの仕業に押し付けた。
今度はコンラッドはニックの言う事を信じた。
CEOはオカフォーを再び呼んで、「インチキ男」「死と破滅を招く」というベルの噂について確認した。
オカフォーは噂は知っているとは言うが、仲間の密告は解雇だと発言を控えた。
何より、アメリカで働く為にすべてを犠牲にした。
簡単に去る事はできない。
するとCEOはオカフォーを守ると言った。
やっとオカフォーの優秀さを認めたようだった。
そうは言われてもオカフォーはベルを恐れ、CEO自身の身も案じた。
だが、CEOは自分がCEOだから、ベルの処遇を決められると軽く流していた。
その上患者の命にも関わると言われ、オカフォーは口外なしを条件に虫垂切除(アッペ)での死亡事故の話をした。
火災の起きた手術の動画が再生された。
最初はベルを庇おうとしていた者も、それを見てさすがに態度を変えだしていた。
だがベルはそれほどダメージを受けていない様子で、釈明をすると言って立ち上がり、モニターの前に行った。
するとハンターも同時に席を立って、会議室のドアを開けた。
そこから入ってきたのは麻酔科の部長チュウだった。
実はあらかじめベルがチュウを脅して根回しをしていたのだった。
チュウは火災の原因を説明し始めた。
古い機械のせいだと。
そしてCEOには交換を要請していたのに、と今度はCEOの立場が悪くなってしまった。
ベルは、私の警告を無視したせいだ、とここぞとばかりに反撃をした。
動画の配信も、透明性にこだわり過ぎて手術を録画したのが発端だと。
ハンターも追い打ちをかけた。
「いくら経営の専門家でも医療を知らないと悲惨な事態を招く。
医師がCEOになるべきよ」
2人の作戦通りの展開になっていた。
コンラッドは帰り支度をしているハンターに声を掛けた。
急いでいるというハンターに、過剰投与についてストレートに言った。
「俺が証言をすれば生け贄を失う可能性がある」
ニックとコンラッドの関係に気づいているハンターは、私を敵に回すほどいい女? と悪びれもしなかった。
「私に盾突いたら医師としては終わりよ。
あなたなんてためらいなく潰す」
ニックは再びCEOに呼ばれた。
(アメリカ放送:2018年1月~) 全14話
・登場人物
・前回10話「ゴースト/Haunted」へ
火花
ベルがコンラッドの患者の手術をする事になった。
首に大きなコブがあり、ラテックスアレルギーを持つTJという患者だった。
手術中、電動メスの火花がドレープに飛び移り、大きく燃え上がってしまった。
心配で様子を見に行ったコンラッドもあわてて消火に参加するが、スプリンクラーが作動して大騒ぎになってしまった。
まだ縫合していないのに。
ベルはCEOに呼ばれた。
「私のミスじゃない」
「チョウ氏の術後出血も?」
何の話だとシラを切るが、録画を見れば出火原因は明らかになるとCEOはベルを責めた。
あくまで事故だと落ち込むベルをハンターは慰めた。
「心配しないで、カメラが証人よ」
「私のせいに見えるかも」
「最悪でも賠償で話は済む」
訴訟は避けられないのだからベルの慰めにはならなかった。
「あなたは評価されてるし、大丈夫よ」
私は味方だとハンターはベルを信頼しているようだが、実際ミスが多いベル本人は安心できなかった。
火災の原因について、オカフォーがCEOに意見を求められた。
オカフォーはマスクから酸素が漏れて、手術台に溜まっていたんだろうと説明した。
一概にベルのせいでもなく、事故だと言うとCEOは庇っているのかと確認した。
「彼の責任じゃないのは事実です」
TJ
手術中の事故に自分は呪われているんだと、TJは落ち込んでいた。
TJはコブのせいで、昔から苦しんできていた。
だからプログラマーで稼いで手術代を溜めていた。
1度受けた手術は失敗して、コブはさらに醜くなっていた。
そして今回は、火災で中止。
TJが喜んだのもつかの間、手術は数か月後だと言われるとがっかりした。
実は、コブを除去したら退職してやりたい事があった。
愛犬のラスカルと動画チャンネルをやる。
コンラッドは、傷がよくなる過程とかも撮れよと励まし、チャンネル登録も約束した。
その後、TJの容態が急変してしまう。
首の腫れが気管を圧迫し息ができないようで、苦しんでコンラッドに助けを求めた。
すぐに応急処置をして、なんとか乗り越えた。
リリーの死因
ニックは、CEOと危機管理担当者に呼び出された。
リリーの遺族が病院とニックを訴えたのだった。
自分だけなのか、という問いには違うと言われるが、調査終了まで患者への接触を禁じられてしまう。
ニックはすぐにコンラッドに報告した。
訴訟に備え、病院が弱い立場の人間に責任を負わせようとしていると考えた。
その後ニックは、危機管理部門の面談を受けていた。
そこでリリーの状況を聞かれて、ハンターのケモに問題があった、というような回答をしていた。
だが、担当者はハンターの実績を信じ、ニックの発言を真に受けなかった。
ニックは身を乗り出し被害にあった患者もいる、と小声で言った。
「最後のケモは誤りでした」
ハンターの責任かと問われると、ニックははっきりと言った。
「本人は治療の中止を望んでたんです」
だが担当者は「死因はケモじゃない」と言い返した。
「解剖の結果、リリーの死因はカリウムの過剰投与だった」
ニックには信じられなかった。
「あの夜、君が用意した点滴のせいで死んだんだ」
ニックはすぐにコンラッドに報告した。
8時間以上かかるはずが、30分で全量投与されていた。
確認は絶対にしている。
「私は訴訟の為の生け贄よ」
まだハンターの企みだとは気づかなかった。
ニックとコンラッドとデヴォンは、とりあえずハンターの証拠集めを急ぐ事にした。
ハンターの7人の患者に、共通する異常値の有無がないか探す。
だが再検査をすれば、その報告はハンターに行ってしまう。
そこでデヴォンはERを担当させられている事を利用して、身元不明患者として検査に出す事を提案した。
それにはコンラッドも素直に褒めた。
ニックは看護師を巻き込まないよう、採決もデヴォンがやるよう指示したがデヴォンは採決の方法を覚えていなかった。
コンラッドも学生時代が最後だという。
「医者って……」
ニックは呆れつつも、自らが実験台となってデヴォンに採血を教えた。
しかしデヴォンは飲み込みが遅かった。
しびれを切らしたニックは、命令を破って自分が採血する事にした。
「大人しく我慢するのはもう嫌なの」
今朝採血したばかりだという男性患者をチョコで操り採血を始めた。
デヴォンが見張り役をしていたが、アービングに呼び出されてしまった。
コンラッドの手伝いでも今はERを離れるな、と。
ニックはデヴォンに1人でやるなと言われていたが、待ちきれず採血を続けていた。
すると病室にいる所を看護師に見つかってしまう。
気づかれたかとヒヤっとしたが、現場にいるなら手伝ってと言われホっとした。
オカフォーとベル
CEOはオカフォーの指導医のケイズに、オカフォーの仕事について訪ねた。
ケイズは、ミスは見たことがないと言った。
そこへベルが割り込んだ。
オカフォーの技量の話題だと知ると、ベルはいなくなられては困るのかもう解決済では?と口を挟んだ。
ケイズも最初は傲慢だと思ってたけど、それなりの腕を持っていると認めていた。
「丁寧で大胆なの。ああいう人材が欲しい」
オカフォーは高評価を受けていた。
その後ベルはオカフォーを探して声をかけた。
CEOが君のミスについて詮索している、と。
「当然擁護した」
「同時手術の時は擁護してくれなかったのに?」
オカフォーがCEOに呼ばれた時の先手を打ったつもりだったが、すでにオカフォーは呼ばれていたと知る。
「何を言った?」
「事実です」
ちゃんとフォローしていたのに、オカフォーはその事をはっきりとは言わなかった。
ハンター
ハンターも危機管理部門に呼び出されて事情説明をしていた。
点滴の速度の設定ミスで、完全にニックの不注意だと。
その次は、コンラッドの予定だったがなぜかキャンセルされていた。
コンラッドは、面談に参加した医師を見つけてリリーを看取っているのに証言できないのは何故かと聞いた。
するとハンターが対象から外すように言ったと分かった。
「ニックを陥れた彼女をみんな信じてる。
解雇を恐れて誰も抵抗できない」
中にはコンラッド達の味方もいるようだった。
コンラッドはすぐにCEOに直談判しに行った。
「一番優秀な看護師が魔女狩りの犠牲に」
コンラッドはハンターの裏の顔をぶちまけた。
もちろん、すぐには信用されなかった。
「一度は担当から外したニックを戻したその日に、ミスの発覚。
妙だと思いませんか?」
だが、ハンターにはベルと食事をしていたというアリバイがあると言い返されてしまう。
「インチキ男がアリバイとはね」
まだベルに疑いを持ち始めたばかりのCEOは、コンラッドのくだらない持論だと言うしかなかった。
「真実から目を背けていればこの病院は破滅します」
動画配信
元気になったTJはコンラッドの励ましが効いたのか、病室で動画配信をしていた。
最悪な体験をした、と電動メスでの火災をネタにして。
ハッキングで入手した手術中の動画にベルの顔が貼り付けられ、彼に電動メスを渡すな、とリズムネタにして面白おかしく扱っていた。
看護師達が見て笑っている頃には、再生は56万回を超えていた。
TJは一躍有名人になった。
プログラマーのTJに病院内をハッキングするのは簡単だった。
やはりコンラッドも絡んでいたようだった。
「先生のおかげで人生が変わったよ」
コンラッドに感謝した。
検査結果
デヴォンがハンターの患者達の検査結果を、コンラッドとニックに報告した。
患者に異常は見られなかった。
ニックは、無事なら良いと安心した。
そこへまた危機管理部門からニックに呼び出しがかかった。
今度は点滴について、詳しく確認された。
「私はミスをしていません」
だがその証拠もなかった。
「なぜ致死量が投与された?」
「誰かが速度を変えたんです」
何のために? と言われ「殺す為に」というとさすがに面談員達はざわついた。
「皆に愛されていた患者を誰が殺すと言うんだ」
「証拠がないので言えません」
ニックは2年間家族の姿はなく、自分が一番寄り添っていたと訴えた。
医師よりも誰よりも寄り添っていた自分が、危害を加えるはずがない。
面談はそこで終わった。
ニックはコンラッドに証言していて気づいた事を伝えた。
これは、ハンターの策略だと。
「オズダー先生に記録を要求され、知られたくない内容だから手を打ったのよ」
そしてニックの仕業に押し付けた。
今度はコンラッドはニックの言う事を信じた。
オカフォーとCEO
CEOはオカフォーを再び呼んで、「インチキ男」「死と破滅を招く」というベルの噂について確認した。
オカフォーは噂は知っているとは言うが、仲間の密告は解雇だと発言を控えた。
何より、アメリカで働く為にすべてを犠牲にした。
簡単に去る事はできない。
するとCEOはオカフォーを守ると言った。
やっとオカフォーの優秀さを認めたようだった。
そうは言われてもオカフォーはベルを恐れ、CEO自身の身も案じた。
だが、CEOは自分がCEOだから、ベルの処遇を決められると軽く流していた。
その上患者の命にも関わると言われ、オカフォーは口外なしを条件に虫垂切除(アッペ)での死亡事故の話をした。
緊急会議
ベルの真実を知ったCEOは緊急会議を開いてベルを糾弾するつもりだった。火災の起きた手術の動画が再生された。
最初はベルを庇おうとしていた者も、それを見てさすがに態度を変えだしていた。
だがベルはそれほどダメージを受けていない様子で、釈明をすると言って立ち上がり、モニターの前に行った。
するとハンターも同時に席を立って、会議室のドアを開けた。
そこから入ってきたのは麻酔科の部長チュウだった。
実はあらかじめベルがチュウを脅して根回しをしていたのだった。
チュウは火災の原因を説明し始めた。
古い機械のせいだと。
そしてCEOには交換を要請していたのに、と今度はCEOの立場が悪くなってしまった。
ベルは、私の警告を無視したせいだ、とここぞとばかりに反撃をした。
動画の配信も、透明性にこだわり過ぎて手術を録画したのが発端だと。
ハンターも追い打ちをかけた。
「いくら経営の専門家でも医療を知らないと悲惨な事態を招く。
医師がCEOになるべきよ」
2人の作戦通りの展開になっていた。
コンラッドとハンター
コンラッドは帰り支度をしているハンターに声を掛けた。
急いでいるというハンターに、過剰投与についてストレートに言った。
「俺が証言をすれば生け贄を失う可能性がある」
ニックとコンラッドの関係に気づいているハンターは、私を敵に回すほどいい女? と悪びれもしなかった。
「私に盾突いたら医師としては終わりよ。
あなたなんてためらいなく潰す」
CEO
ニックは再びCEOに呼ばれた。
部屋に入っていくとそこに座っていたのはベルだった。
狙い通り、ベルはCEOになっていたのだった。
ニックは最後通牒をベルから受けた。
ニックは最後通牒をベルから受けた。
病院の入り口でコンラッドはニックの段ボールを持って言った。
「まだ終わってない」
かんそう
今回は、ハンターの裏の顔、CEOの乗っ取り、ニックの濡れ衣などメインストーリーが大きく動きました。
そのサイドで、箸休めのようにデヴォンのER配置による、一風変わった患者さんのエピソードが入っていました。
それをデヴォンがどう扱うか、アービングと看護師さんで賭けをしていたり。
メインストーリーの息が詰まるような緊張感の中、ほのぼのとさえ感じられました。
デヴォンはもうすっかり「良いお医者さん」って感じ。
メインストーリーの方ですが、ハンターは、ニックがセットした点滴をこっそり操作してリリー殺しをしていた。
そして思った通り、アリバイとしてベルと食事に行っていた。
でも院内って防犯カメラないのかしら?
なんとかアリバイを崩す証拠を見つけて欲しい!
それにしても謎なのは、リリー以外の患者さんに今のところ問題が見当たらない所。
リリーには見舞いにくる家族もいないから、目をつけていたともいえるけど、病院の馴染みで思い入れのある存在でもあるから、そんなリリーに目をつけるのは、うかつでもある。
この先ちゃんと納得できる答えを教えてもらえるのかな?
ニックのミスについては、ニックの日頃の行い等からなんとか「ハンターの陥れ」だと理解する人もいるみたいで、少し安心しました。
それでもハンターを恐れて誰も反抗はできない。
なんとか、コンラッド達の機転を利かせて反撃して欲しい!!
と思いつつも、なんといってもベルがCEOになっちゃってますからね~。
やりたい放題じゃんw
そんなに簡単にCEOを追い出せるものなんでしょうかw
前CEOはオカフォーが警告したにも関わらず……。
そして、そんなCEOを信じてしまったオカフォーもこの先ちょっとヤバくなる?
心配です。
コンラッドは今のところクビにはなっていないけど、ハンターには目をつけられてしまったし。
ほぼ病院を牛耳ってしまったハンター&ベルのカップルにどう立ち向かうのか。
ニックは病院を解雇されてしまったけど、そのおかげで動きやすくなったとも言えるし。
期待を大きく上回る程ではありませんが、ストーリーとしては盛り上がってきました!
ところでベルは、今回は確かに事故ではあるし、でも防げる事故でもあったようですけど、手の震えとは関係ない……。
どこまでついてない、というのか自信過剰なせいでそもそもミスが多いの?
手の震えだけなら同情していたけど、そうではないというのなら、ハンターもすぐに見込み違いに気づきそうだけどw
そもそもハンターがベルの噂を知らないというのも変だよな~。
この辺りもまだ何か、どんでん返し的なものが残っているのかしら?
残り3話でどうなるのか、楽しみ!
・登場人物
・前回10話「ゴースト/Haunted」へ
2 件のコメント:
こんばんは、ジェーン洞さん。
残り3話ですか。どうなるのかなぁ、これから…。
CEO、追い出されてしまいました。でも、ミーナから他言無用でベルについての情報得たはずなのに
それを使いもせず(他言無用だから使えなかったのかも?)、あの出火の件だけでベルを追求しようと
するのは準備不足としか思えないです。
ミーナからは何の情報を得ていたのか? 何の役も立たない情報だったのか。なんかひっかかります。
そしてニック、こちらも解雇されちゃいました。でも、ハンターから点滴のスピードについて確か
速度を落とせば問題ないと言われ、そのように点滴を設定していたはず。そのスピードが速かったのなら
それを速くしてリリーを死なせてしまう方法を知っていたのはハンターにもあった、と言えなかった
のでしょうか。こちらも不自然に見えましたね。
点滴指示したハンターにニックが疑問持ち、スピード遅くすれば…と明確にハンターは言ってたはず。
なら、ハンターに疑いを持ってもいいはず。
ベルと夕飯食べていたと言っても、病院を退出の時間とか照合しないのか? って、私も思いました。
コンラッドのハンターへの言及もあまりにストレート。あの様子だと、コンラッドは何の策も持って
いないようにも。うーん、残り3話でこの状況をひっくり返す証拠、出てくるのか?
デヴォンが確認した結果にも不審な点ないし、ハンターのクリニックは評判いいみたいだし。ガンが
治ったというヒトもいたそうだとすると、どうやってリリーの死にハンターを結びつけるのか??
とても難しい状況にニックとコンラッドはいると思います。うーん、先の展開が想像できないです。
だから、楽しみでもあるんですが。^^;
White Dragonさん
コメントありがとうございました!
ほんと、あちこち気になりますよね~。
ハンターとベルにはもともと、コンラッドとニックよりも地位がありますから、スタートが有利ではありますけどね。
でも、どうやらベルだけではなくハンターについても、他にも疑問を感じるスタッフがいそうなので、権力では敵わないけど、数で勝負……とか?
あの危機管理面談にいた金髪の看護師さん? が大分ニックに同情していたようなので、鍵を握っているような気もしました。
ほんとどうなるのかつづきが楽しみですね!
コメントを投稿