あらすじ
NCIS - Episode 15.05 - Fake It 'Til You Make It - Sneak Peek 2
2018年1月25日(木)~FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送(全24話)
登場人物はこちら
前回はこちら
拉致事件
リーヴスが密かに参加していたアルコール依存症の自助グループの友人、メリッサが目の前で拉致される事件が発生した。
グループでは未だ告白をしたことのないリーヴスだったが、メリッサとは個人的によくしゃべる仲だった。
だが、名字まではお互い公表していなかった。
リーヴスはもっと注意していたら自分が救えたのに、と自分を責めつつNCISに駆け込んだ。
恐らく犯人は元カレだと言うと、ギブスは管轄など気にせず調査をしろ、と声を掛けた。
元カレ
アビーが、リーヴスの提供した写真から画像認識を始める。
絞り込みの為、リーヴスは知る限りのメリッサの情報を伝え、サイクリング・サークルでの1枚を発見し名字を突き止めた。
メリッサ・グッドマンだった。
そして、平日の朝に教会に行っていた事から、アビーはリーヴスが自助グループに参加していると気づいた。
実はその事を知っているのは、これまではビショップだけだったと言う。
メリッサの元彼はエディ・ホルドレン。
同棲していた事からすぐに突き止めた。
リーヴスが目撃した黒いアルティマを所有し、海軍情報局で技術者をしている。
しかも、局からマークされている人物だった。
実はホルドレンは2日間無断欠勤していて、機密情報が詰まったラップトップも一緒に消えていたのだった。
ギブスはその内容について大佐に尋ねたが、その時は機密事項だと言って教えてもらえなかった。
リーヴスとビショップは、メリッサの自宅へ行った。
管理人に鍵を開けてもらったが、管理人は興味があるのか2人の様子を窓の外から覗き見ているおかしな男だった。
2人きりになった所で、ビショップはリーヴスに自助グループの事をギブスに打ち明けたら? と言った。
その時は、まだ隠しておきたいようだったがその後、ギブスには自動的に気づかれる。
それで諦めたのか、トーレスとマクギーがビショップに何か隠してるだろと詰め寄っているのを見て、自ら仲間の前で告白した。
スポンサー
次にリーヴスはスローンのアドバイスで、メリッサの自助グループのスポンサー、ナンシーに会いに行く。
スポンサーとは、同じ経験をした成功者で自助活動をサポートしてもらう為、ある段階になると選ぶ事になっていた。
ナンシーはここ2日間、メリッサからの連絡がなかったと言った。
エディの話しは聞いていたようで、拉致と聞いてすぐにエディではないかとも言った。
ナンシーの話しから、2人が山小屋に行っている可能性があるとリーヴスは気づいた。
山小屋に到着すると、すでに死体が発見されていた。
メリッサかと思ってリーヴスがショックを受けていると、それは彼氏のエディだった。
揉みあいの末、メリッサがエディを射殺していたのだった。
ラップトップ
メリッサを取り調べするが、誰もが正当防衛だと思っておりそれは形式だけのものだった。
それよりも、盗まれたラップトップが発見されておらず、その方が重要だった。
実は、エディ達は新型ドローン「エアタイム」を開発中でその設計図とソフトが盗まれたも同然だったのだ。
それはメリッサの証言からも明確だった。
エアタイムの開発の事をメリッサにも話していて、そしてそれを盗んで闇オークションで売るとも言っていたという。
だが、ラップトップの隠し場所までは知らないと言った。
隣の部屋から、取り調べの様子を見ていたスローンは、まだメリッサがエディのDVの恐怖に支配されていると考え、メリッサと遺体を対面させた。
その抑圧から解かれれば、無意識に封印している記憶が蘇るかもしれないと判断していた。
その作戦は成功したようで、対面後のメリッサから「倉庫」というキーワードを導き出した。
ラップトップ
リーヴスとビショップがスローンの指示で倉庫を調べると、クリスマスの飾りつけの箱がまだ時期ではないのに一番上に置かれている事に気づいた。
しかもその段ボールにだけテープで封がしてあったので、中を確認するとラップトップが隠されていた。
すぐにアビーに解析させると、肝心のファイルがすでに転送済みだと判明する。
ギブスは、さらに局長から盗まれたソフトの回収を急がされるが、そこで初めてエアタイムが海軍の主流になると聞かされる。
「情報が敵の手に渡ればすべてのドローンは飛行禁止だ」
重大な事件である事を今更聞かされて、怒ったギブスは捨て台詞を吐いた。
「早く言ってほしいね。捜すのは俺たちだぞ」
エアタイム探し
幅広い人脈を持っていたエディの周辺を探るには、時間が掛かりそうだと戸惑っていると、スローンが提案を持ってきた。
エディは素人だが、買う相手はプロだから通信履歴などを追うのは得策ではない。
素人であるエディの物理的な足取りを追ったほうがいいだろう。
それならばと、リーヴスがギブスと一緒にメリッサを尋ねてエディの最近の行動を確認した。
すると2週間前の夜、こっそり夜中に出かけていたという。
その時は、携帯の電源が切られていたので浮気を疑っていた。
その情報から、アビーとマクギーにエディのドライブレコーダーのデータを解析してもらう。
2週間前の走行履歴を確認してあるカフェに行っていた事を突き止めた。
しかしその店の監視カメラにエディと親しげに写っていたのは、スポンサーのナンシーだった。
ナンシー
ナンシーを取り調べすると、エディの事は知らないし顔も見た事がないとシラを切った。
証拠である2人が写る監視カメラの写真を見せると、「これは私の彼氏でオースティン。2、3か月前にネットで出会った」と平然と言った。
ナンシーは、メリッサの話しに聞くエディが自分の彼氏と同一人物だとは夢にも思わなかったのだろう。
メリッサと写るエディの写真を見て驚いた。
スローンのプロファイリングでは、メリッサは悪質なナルシストで、反社会性パーソナリティ障害だと判断していた。
実は周囲の人間に確認してもエディのDVの話題は出なかった。
メリッサだけが主張していたのだった。
すべてが、エディの浮気を知ったメリッサの計画だったのか?
しかし、リーヴスはまだメリッサを信じて庇っていた。
闇サイト
エアタイムを売る闇サイトを突き止めた。
すでに死んでいるエディじゃなければ、誰が売っているのか?
マクギーがメリッサの銀行履歴から、1万ドルの支払いを見つける。
その受け取り人は、ルイスといい同じアパートが住所になっていた。
IDがモニターに映し出されると、リーヴスは叫んだ。
「アパートの管理人だ!」
捜査を覗いていたのは、単なる興味だけではなかったようだ。
リーヴスは1万ドルの動きについてもメリッサからは、家賃の前払いだと言われて信用していたのだった。
検死結果
エディの検死結果はメリッサの証言とほぼ一致していたが、摂取していたというドラッグの成分、オキシコドンの量が多かった。
常用者だとしても平衡感覚を失う程の量だった。
だからメリッサが簡単に銃を奪い、反撃できたのだろうが。
しかし、それが気になっていたパーマーは検査結果を見直していた。
それにより、ドラッグはチキンポットパイに混ぜられていて、そこに入っていたカイエンペッパーの影響を受けていた事を突き止めた。
それを聞いたリーヴスは、すぐに思い出した。
メリッサが、自宅で手慣れた様子でチキンポットパイを作っていた事を。
真相
リーヴスはメリッサがエアタイムを売る客と待ち合わせをしている店に、偶然を装って現れ声を掛けた。
売買の場を見られたらまずいメリッサはすぐに客に電話をするが、そのコールに出たのはすぐ側にいるリーヴスだった。
メリッサが管理人に支払った1万ドルは、拉致を装う為の報酬だった。
自助グループに参加しているにもかかわらず、テーブルの上にはカクテルが運ばれていた。
やはり、すべてはエディの浮気がきっかけでメリッサが仕組んだ事だったのだ。
ナンシーに近づく為、自助グループに入りそこで知り合ったリーヴスを保険として利用した。
捜査官が味方なら最強だ。
しかし、もう味方ではない。
メリッサはトーレスとビショップによって連行されていった。
その後、リーヴスは自助グループで初めて自分の話しをし始めた。
「俺の話しを聞いてくれ」
それにはビショップから言われた言葉が効いていたのだった。
「秘密は病の温床」
まずはフルネームから語った――。
かんそう
リーヴスの回&スローン捜査デビューエピソードでした。
メリッサ役は、メンタリスト、ダーティー・セクシー・マネー等で馴染みのあるサミーア・アームストロング(Samaire Armstrong)。
彼女が出てきた時に、ちょっと惑わされました。
リーヴスがかなりご執心ぽく見えたので、今後彼女候補として出てくるようなキャラなのかも、と。
だからまさか精神異常者でしかも、真犯人だと自力ではなかなか気づきませんでした。
まさにリーヴス状態!
でも、いきなりエディを殺しちゃった時にはあれ? と思ったんですよね。
ところがエディとナンシーがつきあっていたという事実からも、もしかしてナンシーが黒幕?! みたいな。
逆に、ナンシーがすべて知っててメリッサに近づいたのかなーとか。
しっかり惑わされました!
でも取り調べ中の大げさな態度等から、スローンは立場上早々に見抜いていたようですね。
っていうか、スローンの捜査デビューだと意識すれば犯人がサイコって言う事にはもっと早く気付けたかも!!
そこはまったく考えてなかった~。
事件としても凝っていた上、リーヴスの個人的な背景も垣間見れて、濃い事件でした。
そして、ほのぼのパートも今回は盛り込まれていました。
マクギーの過去のダサイパーマ写真が、SNSで拡散されて「ミーム」として人気になっていました。
何処の誰が流したんだ~とマクギーがハッキングすると、それはパリからだったと判明し……。
パリと言えばなんとなく思い浮かべましたが、その後マクギーは反撃に出ましたw
今度はトニーの昔の眼鏡を掛けただっさい写真を拡散して。
トニー役が自主的な降板によりチームから消えてまるっと1シーズンが過ぎているのに、こうしていまだに名前だけでも存在しているように扱う(とんでもない写真も出ていますがw)っていうのは、本当にいつまでも愛されているキャラって事ですよね~。
取り上げる制作の暖かさも感じました。
出だしが個人的にはイマイチだったシーズン15ですが、やっといつもの? 見たいNCISが見れたような気がしました。
次回はこちら
登場人物はこちら
前回はこちら
(文:ジェーン洞)
0 件のコメント:
コメントを投稿