CHICAGO P.D. シーズン3 15話「孤独の罠/A Night Owl」【シカゴP.D.】

2018/02/10

t f B! P L

あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



2017年11月3日~AXNでシーズン3日本初放送(全23話)

登場人物はこちら

前回はこちら(第14話は未放送)


ドラッグ密輸未遂


深夜の検問中、バージェスは1台の車を怪しんだ。
カナダの大学へ講演に行くという大学教授だが、こんな時間から移動する必要があるのだろうか。

念の為、車を調べると隠し収納の中から大量のヘロインが見つかる。

ヘロインとは一見無縁に見える大学教授のアダム・エームズは、本人も身に覚えがないと言った。
犯罪歴は一切なし。
成人した子供も3人いて、社会倫理学を教える立派な大学教授のようだった。
金に困っている様子もなく、運び屋をする理由はなさそうだ。
誰かに騙されたのかもしれない。


リンジーは捜査が始まると、逮捕したバージェスを捜査に加えたいとボイトに希望した。
以前特捜入りを断っている事からボイトはすぐに許可をしなかったが、ただの実地研修という事でセカンド・チャンスを与えた。


エームズの自宅を訪ねると、職業以上に立派な家だった。
品の良さそうな妻は、自分の実家が援助をしているといい、夫の無実を信じていた。
その場にいた娘のパールも父親の逮捕に驚く。
誰もがあり得ないと言った。


殺人事件


エームズの車に仕掛けられた隠し収納工場に聞き込みをした。
エームズの顔写真を見せても知らなかったが、オーダーをしたのは「ジョニー・ザカリアン」だと判明する。


ザカリアンの家に向かうと、ドアの隙間から煙が出ていて火災になっていた。
中を調べると、椅子に座ったままの丸焦げの死体があった。
おそらくザカリアンだろう。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


更にもう1体、9歳の少年マイケル・ペリーが頭を撃たれて死んでいた。
たまたまキャンディを売りに来て、見てはいけない物を見て巻き込まれてしまったのだった。


ザカリアンとエームズに直接の接触はないようだったが、ヘロイン絡みで2名の遺体が出た。エームズが黒なら共犯となる。



リンジーとバージェスはザカリアンの家に置いてあったピル・ケースから、恋人と思われるナタリー・ミノスの存在に気づく。
ミノスの職場へ行き、エームズとは面識がない事を確認し、グレゴール・トロスという名前を入手した。


すぐに、トロスの職場である解体中のビルに特捜が向かう。
身に覚えのあるトロスは、何も聞かずに逃げ出した。
そしてビルの端に追い詰められると、どうせ話した事がバレると何かに怯えてそのまま飛び降りてしまった。
「名誉のために死ぬ」という母国語での叫びを残して。


別宅


トロスもザカリアンもアルメニアの同じ村出身だった。
アルメニアのギャングは警察を信用せず、凶暴なようだった。

しかし、相変わらず教授との接点は見つからなかった。
財産を調べると、ほとんどが奥さん名義で怪しい事はなかったが、本人管理下の年金の動きから、別宅を借りている事を突き止めた。


エームズが家族にも内緒で借りているアパートを調べると、大家も迷惑していたパーティー・ルームだと分かった。

更に、荷物にあった大量の手紙から、多くの囚人と文通していた事が判明する。
最低でも11人の囚人と連絡を取っていた。
パターンは同じで、更生の手助けを約束し、住む場所を提供。
その条件は「親交」。
恐らく、それで知り合った犯罪者に利用されたのかもしれない。

その中でもピーター・ウォーカーの手紙は目を引いた。
まるでラブレターだったのだ。
詐欺師で、2週間前に出所したばかりだった。
住所は、エームズのアパートになっていて、2年前の同房者はジョニー・ザカリアンだった。


理由


エームズに囚人との関わりについて理由を聞いた。
最初は社会正義が使命だと思い、囚人と話すようになったらある時、自分と似ている事に気づいたという。
自分もはみ出しもので囚人だ、と。

一見、恵まれているように見えてもエームズは孤独を感じて、それを囚人との関わりで埋めていたのだろう。

ピーター・ウォーカーの名を出すと、彼は関係ないと言った。
そして突然、密輸の手配をしたのは自分だと自白し始めた。

しかしボイトとアントニオには、ウォーカーを庇っているようにしか思えなかった。
するとエームズはピーターとは他の囚人と違い、恋仲だと認めた。
「初めて人と繋がれた。彼は特別だ」

詐欺師であるウォーカーは出所後に、5万ドルを返済しないと殺されると言われていたという。
それで運び屋を計画していたのだった。
エームズは他にもウォーカーとの同居の為、自分で使える金が必要だった。

ボイトは、エームズが詐欺師のカモである事を見抜くが、本人は何も見えていなかった。


ウォーカー


ウォーカーを連行し話しを聞くと、エームズとの温度差は明らかだった。
あくまで援助を仄めかしただけで、自分は犯罪には関与していない。
エームズが勝手にした事だ、と。
そしてはっきりと恋人ではない、と特別な関係である事を否定した。
単に、エームズの心の隙間を利用していただけだった。


誘拐


ウォーカーからの証言もなく、ドラッグの所有者が不明なまま、エームズの娘が誘拐されてしまい、母親が署に駆け込んで来た。

すぐにエームズに知らせ、売人の正体を吐かせようとするが、ウォーカーが知ってると言う。
そのウォーカーは関与すら否定していると伝えると、エームズは信じなかった。
娘の誘拐を知っても、ウォーカーは協力をする気がないと言って、やっとすべてを理解したようだった。

ウォーカーの口を割らせる為の情報として、エームズから薬物依存症の弟マルコの存在を聞き出した。


マルコを捜し出し、偽造逮捕で脅してウォーカーに誘拐の黒幕を吐かせた。
すると売人は、ザカリアンの友人のグレゴールが紹介してくれたギャスパーだと吐いた。
娘の居場所にも見覚えがあり、ギャスパーのトレーラーハウスだと突き止めた。

すぐに突入し、銃撃戦の中無事娘を救出した。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


孤独だと思っていたエームズだが、娘はこれから罪を償うエームズに抱き着いた。


ローマン


ローマンは指導巡査の応募用にプラットに推薦状を頼んでいたが、プラットは昇給目的なら勧めないとあまり乗り気ではなかった。
あくまでも自分に向いていると思うから、と主張するローマンにそれならと、突然実地試験をする事に。


ローマンは相棒をバージェスから、上司であるプラットに代えてパトロールに出る。
プラットは、あくまでもテストだから私は巡査部長ではなく新人で生徒よ、と言った。
「いわば粘土ね。自由に形を造って」
ローマンは、それならとまずは運転から任せる。
すっかりなりきるプラットは、警官になった理由まで話し始めるが、それにはローマンはつき合わかなった。


移動中、ローマンは突然ロールプレイ・モードになり運転を止めさせ、被弾したという設定を始めた。
それによりプラットへの指導を見せるのだった。
突然の事にプラットも慌てて対応する。
場所の確認、犯人の確認など。
ローマンは特に犯人の靴の色に注意しろ、と指導員らしく振る舞った。
「上着は脱げても靴は難しい」

すっかり実地テストにエンジンがかかったのか、ローマンはそのままのノリでプラットに「ランチの時間だ。おごれ」と命令した。


その後パトロールを続けていると、寒空の下で半袖Tシャツ1枚でフラつく男を見つける。
ラリっているのか、英語も話せないようだった。

プラットの見立てではスペイン語を話す、ホームレスではない、酔っている訳でもないから薬が切れたのではないか、と言う事だった。

ローマンは選択肢を出す。
シェルターに預け指導を続けるか、署に連れ帰り午後は事務作業をする。

プラットが「署に戻る」を選ぶとローマンは、パトロールに懲りたのかと揶揄した。
「規則に従うだけです」
「トルーディー。君は警官に不向きだ」

そう言って車に乗り込んだが、プラットは呼び捨てにされて驚いていた。


署に戻ると、テストは終了し関係は元に戻っていた。
ローマンは、無事知り合いが迎えに来た男の様子を見てプラットに、どうしてホームレスじゃないとわかったのか、と質問をした。

「スペイン人の行方不明者がいると通達があったから。聞き逃した?
それにホームレスと思えない、いい靴を履いてた。
常に靴には注意を払って」


ハルステッド


ハルステッドは、マウスからシカゴで合法になった医療用大麻「ピュアグリーン医療」での警備員の仕事を持ち掛けられる。
最初は乗り気ではなかったが、代表のブリアナ・ローガンと話しをして人気職であると聞き、引き受ける事にした。




かんそう


前回は13話でしたが、クロスオーバーの特別編成が控えている都合で、14話を飛ばしての15話が放送されました。
一応内容に問題はないという判断のようですが、シカゴ・ファイアはまだ14話の状態で本作を見て、アレ? と思う事がありました。

知らない女の人が1人モリーズでシルビーと同じテーブルに……。
恐らく、チリの後任の救急隊の人のように思えるのですがw
ま、いっか。
(追記2018.2.14:ツイッターでシカゴ・メッドからのゲストだと教えてもらいました! )

あとボクシング大会は、PDではスルーなのかそれとも14話で出てくるのかw


事件は、悲しい犯人で犯罪は犯罪ですが、そもそも人を傷つけるつもりはなくただ愛する人の為に役に立とうとした……だけではあるのですが、ヘロインそのものも人を傷つけますからね~。
やっぱりダメなもんはダメって事でしょう。
それに、自分の事ばかりで実は家族を顧みていなかった……というような感じもあり、やっぱり被害者は「家族」だな~と思いました。
特に娘さん。

犯罪を犯してまで、自分達を捨てて男と出て行こうとした父親をそれでも待つという。
すごい娘です。

それにしても今回はカットが? 強引なのが気になりました。
ウォーカー、道で声掛けたと思ったら途中でケージにワープしてた気がする……。


ローマンとプラットという、因縁? の対決も面白かったです。
いつもプラットには頭の上がらないローマンが、立場逆転でイキイキとしていましたw
プラットの新人っぷりも、無理があって面白かったw

ハルステッドが副業で、医療用大麻の警備員になりましたがこれは完全に事件発生フラグだと思います。
ボスが美人な元弁護士ってのもねぇ……。
そしてマウスの交友関係が怪しすぎるw

次回はこちら

登場人物はこちら

前回はこちら(第14話は未放送)

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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