あらすじ
2017年9月22日(金)18:30~ スーパー!ドラマTV シーズン9 日本初放送 (全24話)
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憑りついたメロディ
シェルドンは、初めて自分がイカれたと自覚していた。
そのきっかけは2日前。
最初は、無意識だったシェルドンだが、自分でも気づいて驚く。
しかも、そのメロディが何の曲だかわからない。
そこから、メロディに囚われてしまった。
どうもヘンだ、と言い出すシェルドンにペニーがやっと自覚したわね、と言った。
そこから何をするにも、そのメロディに乗せ始めあまりのうるささに、ペニーが一度別の事をしたらと提案した。
そして、シェルドンはスマホで未来の自分に向けた動画を撮り始めていたのだった。
「曲に憑りつかれてイカれたシェルドンへ。
優秀だった君の頭脳はサル並みに落ちぶれた。
僕が知識を与えよう。
まず音楽は危険だ。
フットルースも警告してる」
そこでピンときてフットルースの歌詞を合わせてみるが、無駄だった。
シェルドンは夜中だろうと、お構いなしにキーボードで同じメロディを繰り返す。
気が狂いそうなレナードは、一度くらいペニーが行ってよと頼んだ。
「私は髪のガムを取ってあげた!」
「君がつけたガムだろ」
仕方なくペニーがシェルドンの部屋に行き、キーボードを取り上げると今度はチューバに変わった。
余計うるさくなった。
自撮りも続け、相変わらず仕事もそっちのけで曲捜しを続けていると、シェルドンはいつしか「天才がイカれるのは良くある話しだ」と開き直り出した。
ペニーは迷惑を大義名分にされたくないと「イカれていない天才もいる」と言うと、シェルドンはムキになって前例を上げだした。
科学者を超えて画家、チェスの天才、そしてビーチボーイズの……と言った時に、シェルドンは閃く。
捜していたメロディの曲を見つけた!
ビーチ・ボーイズの「ダーリン」だった。
シェルドンは、イカれていないと喜んだ。
改めてラップトップで、ダーリンを聞いて落ち着くシェルドン。
ビーチというだけで嫌いなビーチボーイズなのにどうしてだろうと不思議がっていると、突然曲の意味が分かったと言い出す。
ダーリンの歌詞を読み上げる。
「半人前だった僕に君は愛を教えた。
感情を与えた。
僕の心を和らげた」
それはシェルドンとエイミーの事を歌っているようだった。
シェルドンは、エイミーが心の柔軟剤だと改めて気づき、部屋を飛び出して行った。
「月面の足跡」のファン
ラージが、勝手にバンドのファンページを作っていた。
それを知ったハワードは、相談が無かった事に怒ってバンドを解散すると言い出す。
「『月面の足跡』はすべてを話し合いで決めるって約束しただろ!
バンドを乗っ取る気か?
もういい僕はソロでやる」
でも、ページへの登録者がいる、ファンがいるんだと言われあっさり撤回する。
「解散はできないな」
更に、コメントで褒められ2人は気を良くした。
その返信に、ハワードがかっこいいコメントを考えるとラージが言った。
「もしブラしてたら君に投げる」
「頼むからやめてくれ」
コメントをくれたファンは、トレント・モナコといい、24歳のDJだった。
写真を見てクールだと気になっていき、ハワードは「僕がファンになりそう」と言い出す。
そのタイミングでまた、「いいね」が返ってきて2人は感激する。
ラージは、「悪いけど架空のブラは彼に投げる」と言ってハワードをうんざりさせた。
ハワードの家に移動しても、すっかりトレントに夢中になっている2人。
SNSでトレントの情報を掻き集めて盛り上がる様に、通りかかったバーナデットがストーカーだと気持ち悪がる。
それでもこれが君の夫だ! とひるむ事なく、トレントがコーヒー・ショップに入ったとわかると、会いに行こうと盛り上がる。
呆れたバーナデットは、
「トレントが夫なら……」と呟くと
ラージが真顔で言った。
「彼に選ばれるとでも?」
2人は、コーヒーショップでトレントの向かいの席に座り、彼が気づくのを楽しみに待った。
「ラップトップを見ている彼が顔を上げたら、目の前にいる。
憧れのアコースティックSFバンドが」
「彼は言う
『もしかして月面の足跡の2人?』」
と、盛り上がっていたが、その時2人に見られているとは気づいていないトレントが鼻をほじくり出してしまう。
憧れのトレントの見たくない一面に衝撃を受ける。
更にその指を見つめるトレントに、食べるなよと願うが、その気持ちは通じなかった……。
2人はショックを受けて、そのまま顔を伏せ気味にして店を出る。
するとその時、トレントが2人気づき声を掛けた。
鼻をほじった手を伸ばして
「もしかして……」
「ちがいますー!」
2人は、さっさと逃げた。
エイミー
シェルドンに振られたエイミーは、再びデイブをデートに誘った。
エイミーは、自宅でディナーを作る事になったと、バーナデットに報告した。
お家デートだときいて、バーナデットは、パンツを脱ぐ段階だと言った。
覚悟はあるというエイミ―だが、バーナデットは心配をする。
「初めての相手には彼大きすぎる。
いきなりバスの免許を取る気?」
デート当日。
会話をしていると、どうしてもシェルドンの話題になってしまう。
デイブも気を使って避けようとするが、目に入った電車の模型を褒めるも、シェルドンから贈られたものだった。
食事の後、2人はソファに座り、キスにまでこぎつけていた。
エイミーもその気になるが、そこにシェルドンのノックが響く。
「エイミー、エイミー、エイミー」
シェルドンだと言われて、デイブが慌てた。
「髪乱れてない?」
ドアを開けると、シェルドンはエイミーに、ストレートに本心を打ち明ける。
「エイミーの事を歌った歌が耳から離れなかった事。
それは、君が僕の心から離れない事だ。
要するに君はまるで僕の心の寄生虫だ」
エイミーは、何を言われているのかさっぱりわからなかった。
きょとんとしていると、影で聞いていたデイブが顔を出してフォローを入れる。
「彼が言いたいのは、君とやり直したいってことさ」
そして、シェルドンにファンだと挨拶して握手を求め、また隠れた。
シェルドンは、デイブの存在を知ってデートの邪魔をしたと謝るが、エイミーは続けてと言った。
「彼女に戻ってくれるなら、彼氏に戻りたい」
エイミーは、当然受け入れる。
「良かった、君を愛してる」
「私も愛してる」
そこで見詰め合うだけの2人に、デイブがまたお節介をする。
「キスして! 天才のおバカさん」
2人はキスをするが、シェルドンは「デートを続けて」と帰ろうとした。
さすがに、エイミーが引き留めてキスを続けた。
何故か、そのまま2人を見守るデイブ。
大分時間が経ったのか、エイミーにディナーのお礼を言って帰って行くが、廊下で思わず声に出した。
「最高の夜だ!」
かんそう
えーと、声に出して笑うというのはビッグバンセオリーを見ていて、別に珍しい事ではありませんが、今回は声を出して驚いてしまいました。
え!? もうくっつくの!!?
散々視聴者をハラハラさせた割りに、早っ!
先週のはなんだったのよ!!
よっぽど復縁を望む声が大きかったんでしょうかね~。
まあ、やっぱり不動の6人と言う感じで、いいちゃいいんですけど、先週のエイミーの可哀想感がインパクトあったので、新たな関係での展開に期待をしていたから、あっけなさ過ぎてほんと、びっくりした。
でも抱き合ってキスをするシェルドンの姿には、「本当に大人になったのね~」と親のような気持ちになりましたw
これで、いつもの6人に戻りますね。
まあ、ほんとそれはそれで良かったですけど。
それにしても、デイブが良い人過ぎて、このままフェードアウトさせるのは可哀想なくらいw
たまにはシェルドン&レナード・ファンとして出させてあげてよ~って感じw
前回は、ただキモかったデイブですが、今回はマジでいい奴過ぎてキモさが薄れ……てもないかw
それにしてもシェルドンとエイミーの復縁のエピソードが、ビーチボーイズの曲きっかけとは。
(私はこの曲を知らなかったのですが、知っていたら見ながら気づいていたんでしょうね~)
これもシェルドンの記憶力の良さの、潜在的な意識って事なんでしょうかね。
The Beach Boys - Darlin' (2017 Stereo Mix)
そう考えると、実はこの振り回されっぷりって、良く考えられているようにも思えますね。
シェルドンはまだ自分の感情と上手くつきあえない。
っていうか、普通の人だって感情をコントロールする事は難しいですもんね。
感情に目覚めたばかりのシェルドンにとっては、エイミーとのここ最近の出来事はものすごく難易度の高い出来事で、どう対処するか、自分の答え、感情そのものに振り回されてもいたんでしょうね。
本人がそもそも自らに振り回されているようなものだと思うと、ここ数回の展開はある意味自然な流れとも言えるようにも思えてきました。
そんなままならないシェルドンの感情を「一曲の歌」で上手く引き出していた……、のかもしれません。
ま、あのアパートを主体に考えるとエイミーおかえり! って感じで、良かった良かった!
そして、「月面の足跡」のファン・ページはどこですか?
私はシャイであんまりコメントとか出来ないタイプですが、いいね、つけに行きたいですw
この2人のアホなお子ちゃまノリは鉄板ですね。
今回のハワード&ラージ(突っ込みバーナデット)はかなりお気に入りですw
シェルドンには心の柔軟剤がエイミーだけど、ラージは心にブラをしているのね……w
と言う感じで、レナード&ペニーはかなり脇に徹していた回でしたけど、そんな中でもペニーが自分でくっつけたガム取ったって所では大爆笑させてもらいました。
なんかペニーの、どっしり構えた感好き!
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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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