あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
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悪徳警官
引退したばかりのペリー署長に呼び出されたボイト。
ジャクソンパークの麻薬捜査課が汚職にまみれているとの報告を受ける。
実は、甥のカーターが所属しており、相談を受けたペリー署長が悪徳警官から引き離したいと頼ってきたのだった。
仕切っているのはローランド巡査部長。
シカゴ警察にいた事もあるが、もともと父親のコネで入った麻薬捜査課だった。
問題が多く、厄病神と言われたが父親が、異動させていた。
それが今、シカゴにまで進出し売人から金を巻き上げていたのだった。
ボイトは遅刻してきたリンジーに、計画があるがそれには信頼が必要だと言った。
遅刻を注意しながら、信用していいのか? と確認すると、リンジーは受け入れた。
おとり捜査
作戦は、リンジーをボイトの使いにしてボイトの保護下で勝手な事をした借りを返すという名目で、一緒にカルテルのアジトに強盗に入る事だった。
そこを特捜が押さえれば、カルテルのブツと悪徳警官をまとめて逮捕できて一石二鳥になる。
あらかじめ麻薬捜査課からおとり用に利用許可を得て、情報を流す。
麻薬10キロと20万ドルを隠しているが、管理人は武装していないというおあつらえ向きのアジトだった。
ところが、いざ盗みに入るとそこには10万ドルしかなかった。
しかし、ローランドは話が違うとしつこく金を探す。
そして、奥から子供が出てくると容赦なく人質にとった。
耐え切れずにリンジーはローランドに発砲する。
それが合図となって特捜が踏込み、無事逮捕は出来たが罠に掛けた事はバレてしまった。
カーターが裏切り者である事も。
ローランドを勾留する際に、「カーターは切り札にならない。ウエストレーク・テラスの話しを聞け」とボイトに言った。
それをカーターに確認しても、何も隠している事はないと言った。
ペリー署長も、ローランドが攪乱しようとしているんだろう、とカーターを信じた。
釈放
後日、ボイトは正当な手順を踏まなかった事を上から責められた。
ローランドは優秀な弁護士を雇い、あっさりと証拠不十分で釈放された。
カーターとリンジーの証言を求められる。
その夜、ペリー署長からボイトに電話が入る。
カーターと車の中にいる状態で掛けて来ていて、カーターが証言を避けたいという内容だった。
そのままではローランド達が釈放されたままになってしまうので、説得する為ボイトは会って話す約束をするがその時、2人の車は何者かに発砲されてしまう。
ペリー署長は死に、カーターも負傷する。
ボイトは傷を負ったカーターから犯人の名前を聞き出した。
ラテン・キングスの通称ドラッグストア。
そしてやっと真実を言う。
ウエストレーク・テラスにはラテン・キングスの隠れ家がある。
ローランド達が盗みをし、カーターもカネを奪っていたと言う事を隠していた。
カーターは、叔父を利用して自分だけ逃げ切ろうとしていたのだった。
標的
ドラッグストアには、シカゴ・キングスに叔父がいた。
その関係か、シカゴのクラブにいるというので特捜が突入した。
ボイトは、ドラックストアの目の前で友人の胸にガスバーナーの火をつけて、口を割らせた。
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ローランドと取り引きをした。
麻薬売買で20年。
服役するのがイヤなら裏切者を消せと言われた。
女は自分でやる、と。
女とはリンジーの事だった。
その頃リンジーは、元々調子が悪い上、発砲をして薬物検査をしなくてはいけない所を勝手に拒否しており、ボイトに「今が分かれ道だ」と厳重注意をされていた。
それでもリンジーを信じたいボイトは、家に帰って休んで明日から仕事に出るよう指示をしていた。
リンジーの家の前では、ランドンが待っていた。
ボイトからの電話がかかってくるがリンジーは無視をして、何も知らずに家に入って行く。
そこには、ローランドの部下2名が銃を持って待ち伏せしていた。
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ボイト達もすぐに向かっていたが、近くにいたアトウォーターとローマンが先に到着する。
ローマンが車で待機する1人を押さえ、アトウォーターは果敢に部屋に押し入って発砲した。
それをきっかけにリンジーも反撃に出て、形勢は好転し大した怪我もなく2人を逮捕した。
通報
ボイトはアトウォーターが発砲した1人の銃痕を踏みつけて、ローランドの居場所を吐かせると、1人で乗り込んだ。
するとローランドは札束の山の前で1人、ぼーっとソファに座っていた。
ボイトの姿を見ると、ここには2人きりだと念を押してから、山分けするから見逃してくれ、と頼んだ。
ローランドはボイトを伝説だといい、悪徳警官としての憧れだと言った。
ボイトは、そんなローランドに何もわかってないと、携帯を投げつける。
自分で911をするように。
話しが通じないと思うとローランドは、テーブルの下に隠した銃に手を伸ばそうとする。
しかし、お見通しのボイトは「それ以上手を下げたら額に穴が開く」と銃を向けた。
結局、ローランドは自ら通報したようで、連行されていった。
翌日、すでに友愛会から潔白を認められていたアトウォーターは、ボイトから活躍を褒められた上で特捜へ戻るよう声掛けられた。
バージェスは変わりにパトロールに戻る事になるが、アトウォーターを祝った直後のロッカールームでルゼックにプロポーズされた。
バージェスは、この所のルゼックの様子のおかしさを同じチームに居る事が嫌なのかと思っていたが、そうではなかった。
ルゼックは、プロポーズをどうしようかと考えていて、様子がおかしかったのだ。
バージェスは食い気味にイエス、と言った。
アントニオのジム
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アントニオの思い入れのあるマタドールのジムが売り出される事になった。
なんとか資金の10万ドルを集めて、存続させたいと考え仲間に声を掛けるが、なかなか思い通りに金は集まらなかった。
アントニオは幼い頃、強くなりたくてジムに通った思い出があった。
このジムで警察の青少年リーグに出会い、人生が変わった場所でもあった。
これからも多くの子どもを救えると存続させたかったが……。
諦めかけていた頃、事件を解決したボイトが札束の紙袋をアントニオに渡した。
ローランドから巻き上げていた金だった。
ジム存続の必要性はボイトも感じていたようだった。
オリンスキー
オリンスキーが署を出ようとすると、プラットから伝言がたまっていると怒られる。
リンダ・ソバナという女性から度々電話があったと言われて、会う事になる。
リンダとは16年ぶりで、オリンスキーが潜入捜査中に関係のあった女性だった。
何故警官である事がわかったのか、とオリンスキーは驚くも、会う事は好ましくないと言った。
リンダは、オリンスキーが警官だと認めた上で、過去にかばった恩がある事を覚えていてとだけ念を押して帰って行った。
そして、事件解決後に今度はオリンスキーの携帯にミシェルという若い知らない女性から相談があると、電話が入る。
オリンスキーが不思議に思っていると、ミシェルの母親はリンダ・ソバナでオリンスキーは父親だと言った……。
リンジー
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元々、遅刻が続くなど不安定なままのリンジーだったが、事件解決後いよいよ仕事に顔を出さないでいた。
ボイトは母親のバーで昼間から飲むリンジーを迎えに行った。
母親はここぞとばかりにボイトと娘を引き離そうとするも、ボイトが相手にしていなかったが、今度はリンジーが違っていた。
ボイトにバッジをつき返し、辞職すると言ったのだった。
ボイトは、バッジを受け取って店を出て行った。
シーズン3へつづく
かんそう
シーズン2の最終回でした。
覚悟していたよりは、そんなクリフハンガー感がありませんでした。
引っ張るなら、悪徳警官の事件かなと思っていたらあっさり全員逮捕で解決しました。
もともとケイシーを殺そうとしていた初期ボイトは、まあまあな悪徳警官だったと思うので、ローランドが憧れとか、伝説っていうのは、そんなに嫌な気はしない……というか、やっぱそうだよね! みたいな感じで若干視線が重なってしまったw
でもローランド自体は、不快しかないのであっさり捕まって良かった!
本当のボイトは、100%悪徳ではなくて悪徳という仮面を利用した正義の人なんですよね。
まあ、そこが新しいキャラクターになっている所だと思いますけど、この悪徳感が薄れると普通の良い警官になってしまうので面白くない!
となかなか難しいのですが、今回の「ボイトに憧れる悪徳警官」という設定は面白いなと思いました。
複雑になりがちですが、しっかりそれを利用して逮捕していましたからね!
そしてボイトの活躍も目立って期待を裏切りませんでした。
傷ぐりぐりとかガスバーナーとかw
やっぱボイトはやり過ぎてナンボ! 次のシーズンも大暴れを期待しちゃいます!
そんなイケイケボイトと真逆に、どんどんしぼんでいくリンジー。
ナディアの死のショックはわかりますけど、いい加減イライラしてきちゃいますね。
休むなら休めばいいのに、中途半端に職場に迷惑を掛けているのはな~。
かといっていきなりの辞職も極端だと思いますが、どうなる事やら。
何気に身辺大問題なのがオリンスキーでした。
隠し子発覚?! って所で終っていますが、その時すでに結婚していたというのですから、DNA検査で実は違ったって結果を望みます。てか、そうに決まってる~><
ローマンとアトウォーターの、きゃははって感じの仲良しっぷりもあっさり解消となってしまいました。
アトウォーターには悪いけど、ローマンとのペアなかなか面白そうだったのでも少しパトロールしてても良かったのにw
もう次回はシーズン3!
ボイトが休みなく見続けられるのは嬉しいv
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(文:ジェーン洞)
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