あらすじまとめ 前編(1話~5話)
(© 2025 Netflix)
1話 ニューヨークで一番幸福な男
久々の殺し
ケイトと結婚して3年前にNYへ戻っていたジョー。
世間的には誰もが羨む幸せなセレブ・カップル――のはずが……。
ジョーは、殺人への衝動を忘れたことはなかった。
息子ヘンリーも含めて平穏な日々を送っていたが、ある日ケイトが隠している不祥事の記事が出る、とケイトの義弟テディから教えられる。
テディは一族の中ではつまはじき者だが、ケイトだけが受け入れてくれたとケイト派だった。
今の平穏を失う可能性がある暴露を、義理の妹でCFOのレーガンがリークしたと最初に疑う。
レーガンはCEOを狙っていたがケイトに横取りされて、気に入らない。
ところが調べると、レーガンと双子の姉でPR担当のマディを裏で手引きしているのがCOOのボブおじさんだと突き止める。
父親代わりの味方だと思っていたケイトはショックを受けて、ジョーにボブおじさんの始末を頼む。
それまでのジョーは殺人の衝動を小説にすることで解消していた。
その小説の存在を知ったケイトは、それさえも弱味になるから燃やして始末してと反対していた。それでも捨てられず、書き続けるくらい殺人を忘れたことはない。
待ち望んだ久々の殺しに、ジョーは開放感を得る。
ボブはリークの内容の偽造を恥じた自殺と見せかけた。
ブロンテ
ケイトが買い戻してそのままになっていたムーニーズで、ジョーは忍び込んだ女性と出会う。
一度は追い帰すも、ジョーは本好きのブロンテを気に入り、店員として雇う。
2話 目には目を
失敗
家族のため、よりよい人生のために殺人の衝動を抑えていたジョーは、ボブを殺したことで
「家族を守るための殺人」という、ジョーの中での正当性から爽快感を得る。
一難去ったと思いきや、ヘンリーが学校でレーガンの娘を殴って問題を起こす。
理由を聞くと、「母親は人殺しだとママが言ってた」と知る。
ジョーは前妻のことだと思っていたが、レーガンはケイトのことを言っていた。
「ボブおじさまを殺したでしょ」
家族のためにレーガンを殺そうとするが、ケイトに止められる。
「永遠に殺し続けるつもり?」
ジョーはレーガンを追及するため、夜のオフィスに忍び込み、夫ハリソンといちゃつくレーガンを誘拐してムーニーズのケージに放り込んだ。夫はオフィスの倉庫に閉じ込めておいた。
ところが、その後レーガンからケイトにヘンリーを告訴すると電話がかかってきてジョーは失敗に気づく。
マディはレーガンの夫と浮気をしていて、檻の中にいるのはマディだった。
ブロンテ
ジョーに倉庫には行くなと言われたが、ブロンテは鍵をこじあけてまで地下倉庫に入る。
そこで檻を見つけ、写真を撮ってるとそのまま閉じ込められてしまう。
セキュリティの通知から檻に閉じ込められたブロンテ見つけ、追及すると、レア本を売ろうとバイヤーに写真を送ったという。
「その一冊で生活が楽になるの」
その場で解雇したが、閉じ込められていたブロンテがジョーが隠していた自作の小説を読んだとわかると、必要な理解者と感じ再び雇った上、住居の世話もした。
3話 インポスター症候群
不一致
ジョーは、なんとかマディをやりこめようとするが、マディは若い頃に誘拐された経験がありジョーの予想を超えて、コントロールできなかった。
あくまでも正攻法で行きたいケイトは、テディの調べでレーガンの弱味、横領の証拠を見つける。
ジョーとケイトはだんだん意見がズレていく。
閉じ込められていたハリソンが救出され、レーガンがマディとハリソンの浮気を知る。
マディは浮気がバレたのでそのまま逃亡したと思われている。
ケイトはこの件のリークをしないことと引き換えに、訴訟しないとレーガンに約束させた。
それを聞いてもジョーはレーガンへの警戒を緩めない。
レーガンとハリソンの離婚危機を知ったマディは、死より怯えた。
レーガンの子は、実はマディが代理母だった。
マディの状況を知らないレーガンが、マディのふりをしてLIVE配信した。
「不在中の役員投票権をレーガンに移譲します」
なんとしてもケイトを追い出すつもりらしい。
ジョーはそこで閃いた。
マディにレーガンの振りをさせようと。
ブロンテ
ジョーは、ブロンテにつきそって、文芸サロンに行く。
そこでブロンテが元彼クレイトンに酷い目に遭わされているのを見てジョーはナイト魂に火をつける。
ブロンテの過去を漁ると、本名はルイーズで元歯科衛生士だと分かった。読書リストにはベックの本もあったが、誰もが読んでいると気にしない。
ほんのり、利用されている可能性を考えブロンテを揺さぶると、自ら「詐欺師なの」と告白される。
ルイーズの生き様に共感したジョーは、ケイトよりもルイーズこそが理解者だと思うようになる。だが一線は超えないようにしていた。
4話 マイ・フェア・レディ
決裂
ケイトは横領を理由にレーガンを解雇することで解決しようとするが、レーガンにジョーが殺人鬼だと知っていると返り討ちされる。
「ボブおじさまの遺体も掘り起こして調べるわ」
ケイトは辞任を決心し、ジョーに決定的な自分たちの違いを打ち明ける。
「あなたは殺人を肯定してるけど、私は嫌なの」
敗北を認めて家族3人で国を出ようと言われ、納得できないジョーは、ますますブロンテこそが理解者だと求めるようになる。
ジョーはジョーのやり方を貫く。
レーガンを自宅からさらい、マディと一緒に檻に入れた。
そしてマディにレーガンを殺させようとする。
「やらないなら2人とも殺す」
最初は拒否するが、目覚めたレーガンにバカにされると、マディはインスリンを打ってレーガンを殺した。
マディはジョーの計画通り、レーガンの振りを始める。
そして辞任しようとするケイトを遮って、自分の辞任を発表した。
ケイトは辞任せずに済んだものの、レーガンの辞任にジョーが絡んでいることを良くは思わなかった。
ブロンテ
クレイトンに嫌がらせされるブロンテを見て、ジョーはナイト欲を高めていく。
ブロンテも惹かれ合う事実を認めざるを得なくなり、一度は辞めようとするがジョーが引き留めて2人は同意の上で一線を越えた。
5話 ラストダンス
ブロンテとの不倫の二重生活が様子を見に来たケイトにバレる。
ケイトはテディにジョーの浮気を打ち明けた流れで、ジョーが殺人鬼であることも打ち明ける。
「やっぱりボブも殺したのか!?」
ケイトは二度とジョーに惑わされないと決意する。
ケイトがベッドに隠していたナイフを見つけて、ジョーはケイトを責めた。
すると、レーガンのことと不倫を責められる。
「離婚すれば誰も傷つかない」
イラついたジョーは、こんな時こそブロンテといたいのに、ブロンテは書置きだけを残して、突然街を出ていた。
ブロンテを捜そうとしているとブロンテからの電話が。
「心配させないように電話しただけなの。私のことは忘れて」
折り返してブロンテがいるダイナーを突き止める。
翌日、ダイナーへ行き、ブロンテがクレイトンとビーチハウスへ行ったことを知る。
ビーチハウスへ行くとブロンテが一人でいた。
ジョーとの不倫に苦しんで距離を置いたという。ジョーはブロンテを選ぶと告げる。
ビーチハウスにクレイトンがやってきて、ブロンテに襲い掛かった。
ジョーはブロンテを助けようと割って入り、そのままクレイトンの首を絞めて殺してしまう。
すると、そこへスマホを持った女性が入ってきた。
「うそでしょ」
ライブ配信されている。
ジョーはブロンテに「逃げよう」と声をかけて立ち上がるが、ブロンテはジョーに銃を向けた。
「やっと尻尾を掴んだ」
その頃、ケイトはレーガンを訪ね、レーガンはすでに死んでいてマディがレーガンの振りをしていたことを知る。
その黒幕がジョーであることも。
テディにも共有するが、ジョーを通報できない事情も打ち明ける。
「私がボブおじさん殺害を頼んだの。私も道づれになるし、それだけじゃない」
テディは隠ぺいしようとするケイトに、黒人の自分は助からないと力説した。
「役員になるために俺が殺したと思われる。君はすべてを手放すべきだ」
あらすじまとめ後編へつづく
かんそう
全10話でまとめていたら長くなったので、いったん区切ります。
双子を使ったトリックがシンプルに面白いですが、双子役の役者さん&スタッフも凄い!
二人で同じ画面に入っているシーンは、2倍?の時間や労力がかかっているんですよねぇ。
今時ならCGとかデジタル処理もあるんでしょうけど、何にせよ通常の撮影以上に手間をかけている&うまく処理されていて途中で「本当に双子じゃないの?」って何度も思いました。
とにかくこの前編はテンポが良くてするするっと一気見したくなる面白さでした!
ジョーが、セレブ扱いになっているというのも面白い。
これまでの罪を思えば、意味もなく人前に出るなんて危険な行為に感じるんですが、すでにジョーの精神が正常ではないとわからせてもらえますね。
ジョーは常に、殺人を正当化しようとしていますが、なけなしの? 倫理観から理解されるかどうかはしっかり判断しています。
一度は愛したケイトですら、「あ、こいつ理解してくれないな」と赤信号をキャッチするアンテナの感度はいい。
だけどセレブとしての扱いを受けるジョーを見てると、心のどこかでは「全世界に認められたい」という承認欲求をくすぶらせているのかな? と思えました。
そこが異常でジョーらしいのかな、と思えるスタートであり、ピークにも思えるその後のジョーの追い込まれっぷり。
ブロンテの何転もする展開も、面白くて正直、ここで終わっても良かったって思うくらいですw
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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