シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン5 4話「流出事故/Nobody Else Is Dying Today」

2018/05/11

ジェーン洞 シカゴファイア シカゴファイア シーズン5 消防士

t f B! P L

あらすじ

Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



2017年4月19日(木)~AXNでシーズン5日本初放送(全22話)
(アメリカ放送 2016年11月~)

硫酸流出事故


ルイのお迎えがあるのを忘れて、ゴルフの予定を入れてしまったケイシーは、ドーソンに問答無用にキャンセルさせられる。

ドーソンは、言ったのにとセブライドにブチ切れていた。


ルイを預けている間、ケイシーは議員としての仕事で、除染用品の仕入れ業者の倉庫の視察をしていた。

するとフォークリフトが間違ってドラム缶に穴を開けてしまい、たちまち硫酸が流れ出した。

近くにいた従業員は硫酸を浴びて倒れ、フォークリフトを運転していたケンもガスを吸って気を失う。

何が起きたのか分からない中、ケイシーはケンを助けて休憩室に運んだ。

休憩室にはケンの15歳の娘ローレルが来ていた。
門限破りをしたせいで、ケンの目の届く場所で手伝いをさせていたのだった。

ローレルは突然父親がが運ばれて来てびっくりする。

ガスが隙間から入らないよう、ローレルにも手伝わせた。

ケイシーとローレル


ケイシーはローレルに自己紹介して、助けが来るまで2人で頑張ろうと声を掛けた。

ローレルは去年母親を亡くし、ケンと2人きりの家族だった。
普段は反発はしていても、父親がぐったりして倒れているのを見ると不安でいっぱいになる。


しかし、待っても救助が来ない事をケイシーは知る。
助けを呼ぶはずの従業員は、外ではなく事務所に向かう途中でガスを吸って倒れていた。
恐らく、この流出騒ぎで処分したい書類があったのだろう。

そうこうしているうちにガスは隙間から入ってくる。

ケンをテーブルの上に寝かせ、冷蔵庫にあったベーキングソーダ(重曹)を隙間に振り撒いた。
当面は酸を中和してくれる。


そこへケンが気を取り戻した。
状況を説明させると、友人の硫酸を無許可で置いていたのでドラム缶で隠せと言われたのだという。

休憩所の換気口の向こう側には、事務所があるという。
ケイシーはそこからなんとか電話を利用しようとする。

しかし換気口は狭く、穴を広げないとローレルしか通れそうになかった。
立候補したローレルが入ろうとすると、すでに事務所の中にもガスが漏れ混んでいた。

慌てて換気口を塞ぐ。

さらに悪い事に、ケイシーは流れ出た硫酸がアルミニウム片に近づくのを見る。
触れたら化学反応で爆発が起きる。

すぐにここを出ないとマズイ状態になる。


ケイシーはパイプが隣の部屋から出ている別の壁を、外した椅子の足で壊し始めた。
脱出口を作るつもりだった。


ケンは再び具合を悪くして倒れ込む。
ローレルのネルシャツに重曹を撒いて、マスクを作ってケンの口にあてがわせた。
少しは息が楽になる。


そして恐れていた事が起きた。
硫酸とマグネシウムが接触し、出火し始めたのだ。

ケイシーは休憩室の中にあった消火器を取り出し、壊していた壁に撒いた。
そこを消火器で壊し、なんとか大きな穴にした。
だが、まだケイシーは通れない。


Parrish Lewis/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ケンは再び苦しみだし、テーブルから落ちてしまう。

ケイシーは、ローレルなら穴を通れると助けを呼びに行かせようとした。

ローレルは火花などを見て大分怯えていたが、父親との団らんを再び取り戻す為に、勇気を出した。

その隙にケイシーは、身近にあったものでケンの器官切開をした。


ローレルの通報のおかげで、51分署の仲間達がすぐに駆けつけてきた。

現場についたドーソンや局長はケイシーの車が停まっているのにすぐ気づいた。

ドーソンは、少し前にケイシーがルイのお迎えに来ていない事を知ったのだが、その理由が分かって焦った。

はしご隊が倉庫の電気を解除し、セブライド達救助隊が中に入る。

消化をするにも、電気が遮断されないとどうにもならない。

クルースはハンマーでケイシー達のいる部屋の穴を広げ始める。

全員が協力してメインの電気の管を外し、やっと消火活動も捗った。

危険物処理班も到着し、無事ケンとケイシーは救出された。


Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ドーソンとケイシーはルイを連れて、ケンの病室の前に居た。
ローレルと親子水入らずで話しているのが窓から見える。

3人は声をかけずに帰宅した。


オーチスとクルース


オーチスは、火星移住候補の100人に選ばれたといい、その気満々で宇宙食などを食べ始めていた。

周囲は呆れるが、クルースもその後押しをしていた。
宇宙食に悩むオーチスにクルースは、コオロギパウダーをプレゼントした。
タンパク質の代替品としてお薦めなのだという。


夜モリーズで、オーチスはクルースに試作品のスパイシー・マルガリータを飲ませた。
クルースは一発でうまい、と気に入ってレシピを訪ねるが、すべては明かしてもらえなかった。

そしてクルースに、シカゴを離れる事を告げた。
半年のトレーニングの為、オーストラリアの火星の疑似カプセルに入るのだという。

その為に私物のほとんどをネットで売り払ってもいた。
明日全部運び出す予定だというと、クルースは慌てて引き留める。

実は、全部ウソだった。
候補者のメールはクルースのイタズラだったのだ。

まさかここまで本気になるとは思ってもいなかった、と焦る。

すると、オーチスは笑い出し、途中でウソに気づいていたとバラした。

ほっとするクルースは、またマルガリータを飲む。

コオロギパウダーで気づいたというオーチスは、そんなクルースを見て「気に入ってもらえて良かった」と笑う。

クルースはマルガリータの隠し味が何かわかって吐き出した。

側で聞いていたハーマンがそっと水を差しだした。


ドーソン


老婦人の転倒事故でシルビーと出動したドーソンは、老婦人につきそう市の高齢者支援係のコートニーをうざく感じた。

何かにつけて口を出し、老婦人を病院に搬送するのを本人が望まないから、と制止した。
何かあったら1人でも通報は出来る。


するとすぐに同じ老婦人が転倒して隣人からの通報が入った。
今度こそおでこを縫う程の怪我をしていたので、搬送するのが決まりだった。
だったら、いきつけのノースサイド病院がいいというがそれでは10分も余計に時間がかかってしまう。

近い方がいいと言っているうちに、老婦人は気を失ってしまった。
脳卒中を起こしたのだった。

そこへコートニーも駆けつけて来て、同じように搬送するならノースサイドに、と言った。
だがドーソンは、上司と話してと渡されたコートニーの携帯を投げ捨てて、要望を無視した。


そのドーソンの行為は、すぐに上司に報告され呼び出されて怒られた。
「君が消防士の時は楽だった。
だが救急に戻り、私の血圧を上げてる」
何を言われても自分には非がないという態度だった。

シルビーは自分の見解を聞かれて、ドーソンの味方をした。
すると上司に「君はドーソンとは違うと思ってた。信じていたのにがっかりだ」と残念がられてしまう。


シルビーは、自分はドーソンとは違って上司には好かれたい、と巻き込まないで欲しい事を伝えた。
ドーソンはそれには素直に謝った。



シルビーとマウチ


共同ロマンス小説の執筆が順調なシルビーとマウチは、とうとう署に出版社を呼びつけていた。
ところが、そこは自費出版専門で最初に5000ドルを要求される怪しい出版社だった。

こそこそする2人を仲間達は怪しく思う。


別の出版社に持ち込む為、2人はさらに目を引くような過激なストーリーを練る事にした。
シルビーは、救急隊の2人を正反対のタイプにしよう、とまるで自分とドーソンのキャラを提案した。
1人は健全ないい子ちゃん、もう1人は反抗的で短気。
マウチはその2人をキスさせようとしたが、シルビーは衝突に訂正した。
でも違うからこそ、合う。


夜、モリーズにプラットが殴り込んで来た。
シルビーの写真をハーマンに見せて「彼女どこ?」と。

マウチと一緒のテーブルに向かうと、プラットは自分の携帯のメールを読み上げる。
「夫に送ったこのメールは何?
『女子2人にキスさせよう』」

マウチは時々携帯を間違えるのだという。
2人は仕方なく、ロマンス小説を共作している事を打ち明けた。

すると大笑いしたプラットは、出版社に売り込んでいると聞くと友人の旦那なら一発で読んでもらえると言った。
その話は何度もマウチにしていたのに。
「さすがだろ」と大喜びするマウチ。
「この人ってバカなの」


つづく

かんそう


今回の流出事故については、ケイシー頼もしいの一言でした。
さすが消防士、いろんな知識が役に立って格好良かった!
ローレルも目の前でお父さん瀕死状態でしたが、ケイシーが居て心強かったはず。

ケイシーの株が上がった所で、ドーソンの鬼嫁というか独裁者がより一層目につきます。

出だしの「これまでのファイア」でも「無理はしないで」とケイシーに言うドーソンが使われていましたが、今となってはがっつりドーソンがケイシーに無理させてるんじゃん……みたいな。
ケイシーがそれを望んでいるんだから、ほっとけって感じでもあるんですけどね。

そしてドーソンといえば、上司のボヤキで確かに救急の頃には問題起こしまくってた! と言う事を思い出しましたw
ちょうどシーズン1見てるから、特に鮮明にw

ドーソンはひょっとしたら、放火調査をしているのが一番収まりがいいんじゃないかと思ってきたw 誰にも迷惑かけずに活躍できそう……だよw

久々のクルースとオーチスのドタバタエピソードも楽しかった!
でもオーチスって病気持ちだよね……。
そもそも火星行けるの? って疑問でした&もう病気はスルー?w

シルビーとマウチのこそこそは、まあ最初から署で原稿読んで居たりして、どう考えても私にはこそこそしているとは思えませんでしたが。
2人で出版社呼ぶのも、本当に隠したいとは思えない!
脇が甘いわーと思ってたら、あっさりプラットにバレました。

一番バレたら怖そうな人でしたが、意外と大笑いして済んでましたw
しかも友達のツテを使って出版社紹介してくれるとか、さすがマウチの妻!
やっぱりプラットが味方だとなんでも出来そうな感じがして心強いです。

マウチはある意味チート技持ってますね。

ケイシーは個人的にとっても災難でしたが、51分署は平常って感じの回でした。



登場人物はこちら


(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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