あらすじ
心理テスト
特捜班はもちろん警官に一斉心理テストが行われた。
問題があった場合の早期介入の必要性を調べる為だという。
アトウォーターは未来の問題を未然に防げる、と協力的でルゼックは、問題のある少数のために全員を巻き込んでいる、と批判的だった。
警官による不当発砲
どう見ても過剰防衛による警官の発砲動画がネットに上がった。
警官は指導巡査の白人デイブ・ウィーランで撃たれたのは逮捕歴なしの黒人大学生ジェフ・ダンカン。
合法銃は所持していたが、両手を上げて一切銃には触れていなかった。
発端はスピード違反だった。
ウィーランの相棒は新人で黒人のアンドレ・クーパー。動画でも一生懸命、ウィーランの名を呼んで止めようとしていた。
ミラー副本部長はウィーランの連行を、内務調査室ではなく特捜班に頼みたいと直々にボイトに伝えた。
だれもやりたくない仕事だからこそ、信頼できる特捜班に頼みたいということだった。
ミラーが指名したのは、ルゼックとアトウォーターだった。
二人は私情を挟まず、また不用意に関わらずただ任務をやり遂げると、確認しあった。
逮捕
二人がウィーランの家に到着すると、すでに逮捕の情報が漏洩しているのか人だかりができていた。
ウィーランは勤続30年のベテランで外に出るなり叫んだ、「俺は潔白だ!」。
なぜか動画を見ろ、とウィーランは堂々と正当防衛を主張している。
だが誰が見ても被害者は両手を上げたままだった。
移送していると、また新たに動画が拡散されていた。
本部や拘置所でも警官批判の暴動が起き始めている。
急遽、三人は隠れ家で待機することになった。
ところが、すぐにその隠れ家も襲撃にあう。
1人は仕留めたが、もう1人は撃ったものの逃げられていた。
機密情報であることから、身内の漏洩を疑いその後は誰にも居場所を知らせず、安全が確約されるまで三人は廃工場に身を隠すことにする。
銃撃犯
死んだ犯人はR・リーパーズの一員だった。ボスはTJ・ジョーンズ、殺されたジェフの異父兄だった。R・リーパーズは自分達を「暗黒街の警察組織」と呼んでいた。
ジョーンズを連行できる理由はないが、もう1人の襲撃犯を知っていることは確かだった。
ボイトはジェイを連れて、直接リーパーズのたまり場へ行った。
すると大勢の黒人メンバーたちがボイトとジェイに両手を上げて立ちふさがる。
その奥に、ジョーンズはいた。
ジョーンズは自分が逮捕されない自信があり、ここで話せというがボイトはジェイにジョーンズ以外のメンバーならいくらでもしょっぴける、と披露させる。
「お前が一緒に来ればみんなが平和に過ごせる」
あくまでも逮捕ではなく任意同行させた。
だがジョーンズは犯行の指示を否定し、自身にもアリバイがあった。
するとボイトは車に追跡装置をつけてわざと解放して、集めた情報からもう1人の襲撃犯をつきとめろ、と指示を出した。
その頃、内部漏洩の可能性はないことがわかった。
そして組織犯罪課からの映像で、ルゼック達の輸送車が尾行されていたことが分った。
車の登録者はアントワネット・クラーク。
襲撃犯はそこで死にかけていた。
ルゼックとアトウォーター
その頃、ルゼックとアトウォーターは、延々と無罪を主張するウィーランのせいで対立していた。
なるべく関わらないよう、口を閉ざしているルゼックに、アトウォーターはなぜそんな無関心でいられるんだ、と責めた。
「確かに不当な発砲だが、僕は仕事を済ませて帰りたい。僕らにはどうにもできないことだ」
「そんなこというな。言い訳せず問題と向き合えよ」
アトウォーターはルゼックは同じ白人で、ウィーランのせいで黒人に恨まれるハメになるんだぞ、とけしかける。
「わかってるがこの話は終わりだ」
「なぜだ。こいつを守って俺達は追われてるんだぞ。なぜ耐えられる? なぜ怒らない?」
「理解できないからだ!!」
いよいよルゼックもアトウォーターに切れ出す。
そこへウィーランが口を挟み、アトウォーターがウィーランに最初から黒人にびびってたんだろ、ともう一度動画を見せる。
するとなぜかウィーランは初めて冷静になったのか、確かに被害者が何もしていないという事に気づいた。
「この動画は間違ってる。加工か? 奴は銃に手を伸ばしたんだ」
二人はウィーランが単なる思い込みをしていたのだと確信した。
新たな襲撃犯
その時、無線でもう一人の襲撃犯を回収したことが伝えられる。
「もう動いていいぞ」
ところがその直後、まだ別の襲撃犯が動き始めていた。
そもそも、ジョーンズ達が尾行できていたのにはウィーランを連行した際に騒ぎに乗じて追跡装置をつけられていたからだった。
すぐに無線で知らされるが、追跡装置を見つけた時にはもう遅く、廃工場が突き止められていた。
車に乗り込む前だったので、再び三人は銃撃を受けながら工場の中に逃げ隠れる。
ここまで長引くつもりもなく、弾の残りは少ない。
すると銃を持った男1人に追い詰められた。
男はウィーランだけ残していけ、という。
「でないと一緒に死ぬハメになる」
罪を認めたウィーランも自らを守っているアトウォーターに、行ってくれという。
「君の言う通り、俺は怖かったんだ。なぜかは分らん」
そして応戦する中、ウィーランは飛び出していった。
「俺はここだ!」
ウィーランは撃たれて倒れた。
銃撃犯はルゼックが取り押さえた。
アトウォーターはこんな終わりにはしない、とウィーランを蘇生したがすでに死んでいた。
現場に到着したミラーの手が震えているのをボイトは見た。
ボイトとルゼックとアトウォーター
解決後、三人はバーでテーブルを囲んでいた。
心理テストの結果が出ていた。
ルゼックは、警察への確固たる忠誠心が問題になる可能性あり。
アトウォーターは同僚に対する信頼の欠如が問題と出ていた。
そしてボイトがいう。
「適切な忠誠心に称賛に値する共感力、奉仕に適した気質」
「ボスもテストを?」
二人は訝し気な目でボイトを見た。
それもそのはず、その結果はウィーランのものだった。
「いろんな人間が存在する。だがひとたび警官になれば一瞬が勝負だ」
ボイトは2人を労って、金を置いて出ていった。
アトウォーターは釈然としない。
心理テストの結果が優秀なウィーランは、完全に思い込みで人を殺した。
「予測が不可能なら?」
そう問われてもルゼックには何も言えなかった。
動画が最初は夜で、次に拡散されたのは昼間で、あれ? となりました。
最初の動画が隠し撮り? で夜に見えたのかなーと思ったのですがやっぱり夜なような…。
てか、そんなことありますかね? ストーリーにはあんまり影響ないからいいんですけどw
ルゼックトアトウォーターの友情もこのドラマの中では、1つのサブストーリーになっていますね。まあ喧嘩する程仲がよいといことでしょうが、人種というテーマがある限り、必要以上にややこしくなることもある。
その分、絆も深まるのだと思いますけど。
ボイトの心理テストの結果、完全につっこむところでいいシーンだと思うのですが笑ってしまいました。
ほんと本シーズンのボイトは完全に良い司令官、良い上司という感じで、まあ物足りなさは正直ありますが……。
あと凄く嫌な予感がするのはミラーとへんなことにならないでください。
別にボイトの恋愛を見たくないというのではなくて、ミラーはやめてっていう。
今更ミラーの弱さとか見せなくていいです。
それにしてもウィーランは最初病気か何かかと思いました。
なのに心理テストで結果問題なしってほんとアトウォーターじゃないけど、そここそ大問題ですよね……。
ちょっぴりホラーともいえる回でした。
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