ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン7 8話「ハワラダー/THE HAWALADAR (NO. 162)」

2020/06/17

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン7

t f B! P L
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あらすじ

Scott Gries/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC


2020年4月28日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全19話)
(アメリカ放送:2019年10月~)


登場人物はこちら


ハワラダー

イリヤ(フランク・ブルーム)は、カタリーナ達に拉致されてしまった。

レッドは保護しているスキップに、カタリーナを最悪の敵、イリヤを自分の親友だとはっきりと言い、カタリーナの居場所を尋ねる。
「イリヤが拉致されてしまった。(カタリーナは)どこにいる?」

だがスキップは居場所を知らず、カタリーナを追う手がかりとして、「ハワラダー」という裏社会の銀行的業務をしている組織を教えた。

表向きはレストラン「クレイ・エレファント」で料理の出前を装って金を動かしている。

レッドはすぐにロンドンへ飛び、レストランでNYの「マタンギ」が本店だと聞き出す。
規模は18か国に34の支店。すべては本店からの命令で動いていた。

バヴィッシュ・ラトナ

ハワラダーのボス、バヴィッシュ・ラトナ(イクバル・セバ)の名を聞き出したレッドは、それをリズに伝え次のブラックリストとした。

リズ、レスラー、パクの3人がNYへ飛んだ。
パクは、レッドの意のままに動かされているような捜査に疑問を訴えていた。

ちょうど出前に出て来たラトナを発見する。
3人がラトナとその護衛達に気づかれぬように尾行をしていると、途中ラトナが誰かに話しかけられて足を止めた。

その男の顔を確認して3人は驚く。
それはレッドだった。
パクの疑問と不満が次々と溜まっていく。

レッドは初対面のラトナにFBIの存在を伝え、守護天使になってやると申し出ていた。

ラトナは護衛がいるから助けはいらない、と一度はレッドの誘いを断ったが、いざとなると護衛と金を置いてレッドの車に飛び乗った。

ラトナが運んでいた大金は、それを知っていたかのようにローラースケートを履いた男が盗んでいった。

レッドとラトナ

レッドはラトナを隠れ家に匿った。

ラトナが運んでいたのは350万ドル。
ヂャオという組織から逃がし屋のアティカスに渡すはずだった。

ラトナはヂャオに狙われるのはもちろん、このままではビジネスが終わってしまうと不安を露にした。
それを聞いたレッドは、情報と引き換えに金を貸そうか、とラトナの足元を見た。

レッドが用意した350万ドルは、ラトナから盗んだ金だった。
レッドは利子をつけてしっかり儲けも出し、ラトナに恩を売って目的の情報も手に入れた。

カタリーナ(コンスタンス・ドラッカー)が送金していたのは、スキップとオライオン・リロケーション・サービスの2件だった。

もう1つのブラックリスト

クーパーはレッドに電話でクレームを入れた。
ラトナを信用させる為に、FBIを利用しただろ、と。

レッドは単純な事ではない、とクレームを意にも介さずラトナの動きを追うよう伝えた。

「アティカスは腕利きの逃がし屋だ。秘密基地や収容所から人を脱出させる。
いつ誰は不明だが、これから脱獄が起きることは確かだ」

礼は不要だ、とレッドが電話を切るとパク1人だけが不満気だった。
「私には理解できません」
「私もいまだにレッドを理解できない。ただアティカスが事件を起こすなら、それを食い止めねば」

ヂャオの組織を調べると、資金洗浄用の会社にガサ入れがあり、アルフレッド・ヤンという部下が警察の監視下で入院中になっていた。

収監される前に逃がすつもりだろう、とレスラーとパクが病院に向かった。

だがすでに遅く、到着した時には病院内は死体の山になっていた。

レスラーはまだ内部に残っていた武装犯ともみ合いになり、ダメージを受けるがパクに助けられていた。

リズが院内でのことをレッドに報告すると、レッドは驚いた。
「ヂャオは世界でも有数の犯罪組織のリーダーなんだぞ。アティカスは腕利きの逃がし屋だ。なのに襲ったのが市民病院?! しかも逃がしたのは下っ端の若造だと?!」
市民病院での大虐殺をするだけの理由が他にあるはず、レッドの話を聞いていてリズはピンと来た。

その頃ヤンはヂャオのアジトに到着し、ヂャオから歓迎を受けていた。
だが抱き合うと、ヂャオはヤンの腹にナイフを突き立てた。
「知ってるぞ」

ヤンは潜入捜査官だった。

レスラーがもみ合いの最中に仕込んだチップ入りの職員証から、ヂャオのアジトを追い、ヤンを死ぬ前に救助できた。


潜入捜査官を助け、ヂャオの組織犯罪を立件し、ラトナの顧客も突き止めた。
それでもパクは不満を隠さなかった。
「私達は何に加担を?」
レッドは窮地に陥り怯えている、パクはクーパーにそう伝えた。
「事態が悪くなる予感がするんです。彼の敵が誰であれ巻き込まれるのは御免です」

グレン

レッドはグレンにオライオン・リロケーション・サービスの調査を頼んだ。

だがグレンは忙しいと、なかなかレッドの頼みに本気で取り組もうとしなかった。

すると急かしに来たレッドはグレンに激高し、脅した。
「我々はビジネスの関係であり、君は調べ屋だ。
調べがつかないなら、君との関係は終わりにする。たとえ長い付き合いでもな。
もし君のせいで親友が死んだら……」

その夜、レッドはグレンへの発言を後悔したと再びオフィスを訪ねた。
するとグレンは報告書を用意していた。

表向きは、パターソンにある引っ越し業者。
オライオン・リロケーション・サービスは犯罪者を逃がしているようだった。

カタリーナとイリヤ

イリヤを拉致したカタリーナは、イリヤに恨み言をぶつけていた。
「あなたの為なら何でもした。ベオグラードの時もそうだったわ
なのに罠だったなんて」
「いいか、ドミニクの考えは……」
「それは分かってる。とにかく犯した罪の償いはしてもらうけど――。
彼なりにマーシャを守る為だった。あなたはなぜ?」
「恐らく、君には理解できない」
「でも私は理解したい。納得させてよ。何故あなたは私をいけにえに差し出したの?
レッドは今、私をどう思ってる?」

イリヤは何も言わなかったが、カタリーナにはそれは想定内の事で、別の方法を手配していた。

待たされている間にイリヤは椅子の手すりに固定していた結束バンドを、革靴の紐を使って切断し自由になると、コードで首つりを計った。
だがあと少しの所でカタリーナが発見し、一命は取り留めた。
「どうしてよ! あの男を守る為に命を捨てるの?
一緒に苦難を乗り越えてきたのに」
「すまない、本当に……」
「何故助けてくれないの? どうしてよ」
カタリーナは泣いた。

翌日、カタリーナの古い友人だという男が到着した。
イリヤとは初対面のようで、挨拶をした。
「怖がらないで。大丈夫、ほんの少し見せてもらうだけだよ。記憶をね」

アグネス

リズは、ベスからアグネスが死体の絵を描いたと連絡を受けショックを受ける。
ベスにはテレビのせいかも、と誤魔化した。

その夜、リズはアグネスの口から「公園でマディさんと見た」と死体について確認した。
すぐにカタリーナを呼び出し、死体の絵を見せたがカタリーナが認めるはずはなかった。

カタリーナはリズが護衛のついたFBIだと知っているといい、その職業がアグネスの妄想に影響しているのでは? と話を誤魔化した。
「死体なんてなかった」

翌日、リズは公園へ行くが、昼間の明るさと利用者が行き交う様子に妄想だとホっとした。
だが泥で汚れた靴を洗う為に公衆トイレを利用していて気づいた。

割れた鏡に血痕、そして髪の毛が挟まっているのを……。



かんそう

レッドも「イリヤ」とはっきり呼びはじめ、あの過去ドラマはなんだったの? と毎度の如く良く分からないまま進んでいますが、もうこのドラマは普通に見てて最後まで訳分かるはずないんでしょうねw

ただそれにしても、面白いと感じちゃうんだからそれが凄い所。
それってほぼキャラとかその時の事件の面白さだけで十分面白いって事だもんね。

特に今回グレンの使い方? でそう感じました。
あそこはいつもはなんだかんだなあなあで甘くしてたグレンに対して、「イリヤの事だからマジになるレッド」を見せたんだろうな~と。
イリヤへの想いと、そして少し経ってからグレンに申し訳なく後悔してるレッドと、レッドの感情を分かりやすく見せてくれました。
グレンが何もなかったように振る舞っているのも、ホっとできて良かった。

新メンバーのパクさんの秘密は未だ明かされていませんが、とりあえず今のところ一番マトモな思考をお持ちだと思いますw
パクさん以外はクーパーでさえも、レッドに少なからず感化されているって事が改めてわかりましたw

利用されつつも、悪人逮捕してるんだからキニシナーイ! みたいなノリになってるもんねw
でもだからこそのスペシャルチームだと思えば、パクさんも早く感化されて欲しくもありw
レッドもそこを見込んだそうです。

嫌な予感といえば、リズがそろそろまた動き出しそうになった事w
カタリーナの正体がバレるのは時間の問題だったけど、ここ数回リズが静かで良かったんだよねw それも時間の問題になりましたw

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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