NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン14 18話「最期の願い/M.I.A.」

2017/07/26

NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン14 クライム ジェーン洞

t f B! P L

あらすじ




軍艦グレイ落水事件


進行性のガンを患っている海軍大尉のローラ・エリソンから事件の捜査依頼を受ける。

部下である一等兵曹デヴィッド・コリンズが、南米海域で麻薬の取り締まり中に海で遭難していたのだ。
上官だったのにコリンズを守れなかった事を病床で悔やみ、事実解明に力を貸してとギブスに頼んだ。



当時、軍艦グレイで捜索の指揮をしたのは警備主任のヴィントン。
NCIS捜査官は48時間後に乗艦。
失踪の報告は、見張り当番に来なかった事から午前2時だった。
壊れた支柱が発見され、海上捜索を開始したが発見されず、事件性はなく支柱に寄りかかって落水したと片づけられていた。
しかし、ローラの依頼を信用し、ギブスは事件性を探る。


ノーフォーク海軍基地


軍艦グレイに出向きマクギーとトーレスが、警備主任のヴィントンに話を聞く。
問題の支柱を確認すると、すでに現物は押収済みで交換したというが、まだぐらぐらして不安定だった。
ヴィントンが発見した時は、ケーブルでぶら下がっていた状態だったと言う。

コリンズを最後に見ていたのは、下士官ニコール・トレイナーだと聞く。


下士官ニコール・トレイナー


ニコールを呼び出すと、すでに契約満了で除隊していた。
同じ部隊に居たコリンズは兄貴的存在で、その死で限界を感じたのもきっかけだという。

日頃から息抜きに甲板には行っていたが、支柱に寄りかかる事はないとコリンズの死因に納得はしていなかった。

そして、事件前のパナマに停泊中、ニコールの元彼の下士官バクスターが酔ってニコールを怒鳴った為、コリンズが止めに入り殴り合いになっていたと話す。
ニコールはすぐにバクスターと別れその後連絡はしていなかった。


下士官バクスター


トーレスとマクギーでバクスターに会いに行くと、すぐさま血の気が多く自信家でイヤな奴だと分かった。
その上で、2人はバクスターを挑発した。

自分と正反対に皆に好かれ認められるコリンズが羨ましいんだろ、というとバクスターは優等生どころか規則破りだと、コリンズの本性を見抜いてたと言った。
だが、チクれないと黙るがすでに死んでしまったのだから、と聞きだすとローラと禁じられた交際をしていたと言う。
だからローラから目の敵にされていても秘密にしていたのに、というが今更何を言ってもバクスターの印象は良くはならなかった。

そしてコリンズに恨みはあっても、バクスターには機関室で見張りをしていたというアリバイがあった。


漂白剤


アビーが証拠の押収品を調べた結果、支柱のケーブルからコリンズの血液を発見していた。
それだけでは、ただの事故でも片付くがもう1つ、次亜塩素酸ナトリウムも発見。
漂白剤で掃除をしたと言う事が分かった。
落下の怪我ならその必要はないし、そもそも腐食してしまうから甲板で漂白剤を使う事はない。
誰かが証拠隠滅をしていたのだ。


病院にいるローラにも、再度コリンズについて確認する。
決してやましい関係ではなかったが、その資質を買っていた事は確か。
昇進を後押しし、失踪の数週間前には幹部候補生学校に願書を送る程に。
コリンズは問題を解決する事はあっても、自ら作ることはないと断言した。


麻薬


その後の調査で、軍艦グレイは麻薬の取り締まりでかなりの成果を出している事が分かった。
押収した麻薬は、帰還後DEAに引き渡されるのだが、アビーが不信な点を発見する。
パナマで押収した麻薬とまったく成分が同じものが、別の寄港地でも発見された。
麻薬は指紋と一緒で、完全に一致するものはないという。
DEAに引き渡されたはずの麻薬が、横流しされていた事になる。


第2の被害者


乗務員の金の流れを洗うと、再びニコールが浮かび上がった。
大金の振り込みが確認できた。
だが、自宅へ向かうととても大金を手にした人間が住む環境ではなかった。
応答がないので、玄関の上の小窓から部屋を覗くと、ニコールは室内で死んでいた。

ニコールは、過剰摂取で死んでいたが検死の結果強要されたものだと分かる。
手首に索痕があり拘束され、無理やり致死量の薬物を投与されたのだ。
更に爪から、組織片を採取。すぐにDNA鑑定でバクスターのものだと判明する。

再びバクスターに会いに行くと、NCISの姿に逃げ出した。
アビーの走りに効くという特性ドリンク「パワーパウ」のお陰でマクギーが追い掛け飛びついて確保した。

だが、聴取するとバクスターはニコールの死を知らなかった。
ニコールを守る為に、昨夜会っただけだと言う。

実は、ニコールとバクスターはもともとコリンズに麻薬を盗んだと疑いを掛けられていた。
でもバクスターは盗んでおらずニコールも否定していたので信じていた。
ところが、今更NCISが再捜査を始めた事で不信に思い、改めてニコールに聞いたところ、実はニコールは命令されて盗んでいたと告白した。
それが誰かは教えてもらっていないが、相当怯えていてそのまま家を追い出されたのだという。

ニコールの為に、良かれと思って黙っていたというが結果ニコールは殺されてしまった。


真犯人


2人目の被害者が出た事から、海軍長官も関心を持ち全面協力を申し出てきた。
ギブスは早速頼み事をする。


ニコールがドラッグを盗んだ事から、事情を整理すると警備主任のヴィントンが浮かび上がった。
倉庫へ出入り出来る隊員に盗み自体は可能でも、盗難防止で上官が身体検査をする決まりがあるのだ。
毎回ニコールを検査していたのはヴィントンだった。

ヴィントンを洗うと、2回の離婚で破産状態である事が判明。
それをきっかけに仕事も行き詰まり、昇格を8回見送られ来月には除隊予定だが、事実上のクビになる。


ギブスとクインで逮捕に向かい、仕事中だったヴィントンに確認する。
コリンズに麻薬を横流ししている事がばれたから事故に見せかけて殺した。
自分が、捜索担当だから隠蔽は簡単だった。

しかし再びNCISが現れ、バレそうになったからニコールを殺害した。
稼いだ金は屋根裏で発見している。

すると、ヴィントンは銃を取りだそうとするが、ギブスはNCISを倒せても彼らは倒せないと言った。
気付くとヴィントンの背後には、部下達が取り巻いていた。
仲間を殺した犯人を睨みつけながら。


ギブスはローラの病室を訪ね、事件解決の報告をする。
解明に喜びながらも、殺されてしまった事を気の毒だと嘆く。
彼の力になりたかった。

すると、ギブスは「なったよ」と言う。
海軍長官にコリンズの願書を見せたら、素質を見抜いて少尉に昇格出来たと。
ローラはそれを聞いて大喜びした。
これが、ギブスの海軍長官への頼みだった。


トーレス


朝は、仲間達にランニング自慢をしていつもの俺様を発揮していたトーレスだが、ローラの病室を訪ねてから様子がおかしくなっていた。
珍しくデスクに座って若き頃の自分の写真を眺めていた。

その後ギブスにローラの護衛に指名されると、はっきりと行きたくないとギブスの命令を拒んだ。
だが、ギブスはトーレスの何かを知っているのか、無理やり行かせた。

実際護衛についても落ち着かない上、ローラにもそっけないトーレス。
すると、ローラは自分への態度でわかる事があると、トーレスに過去愛する人をガンで失った経験があるのだろう、それを思い出したくないから避けている、と指摘し「お気の毒に」と言う。
トーレスは、思い出話をするつもりで来たんじゃない、と突っぱねる。


ローラには、ダッキーの紹介で余命を伸ばす可能性のある臨床試験に参加する話があった。
トーレスは病室の前でエリソン大将から、その話が無くなった事を聞く。
だから、限りある時間の中で今は事件だけが拠り所で、解決したら娘がどうなるか心配だ、と。
それを知り、トーレスは自分の態度を反省したようだった。


庭に出ると、トーレスは着ていたジャケットを車椅子のローラの膝にかける。
ローラも和解を申し込んだ。
時間に限りがあるせいで、物言いがストレートになりトーレスを傷つけたのかも、と。
するとトーレスは、デスクにある写真立ての話を始める。

ミニマリストの自分が唯一持ち続けている「19歳の自分の写真が入った写真立て」。
それを撮ったのは、5歳から一緒で双子みたいな幼馴染で初恋の相手ソフィアだった。
高校時代にふと将来結婚すると確信。
でもその後にガンが判明し、亡くなっていた。

だからローラを見てると思い出すというのは図星で、それでも失礼だったと謝った。


事件解決後――。
トーレスがローラの病室へ行くと、ギブスとエリソン大将が居た。
ローラは2人きりにしてといい、ギブスが部屋を出る際にトーレスは、ギブスに礼を言った。

トーレスは、ローラから宝物だと水上艦艇記章を渡される。

これはソフィアの写真と一緒。
形見ではなく、あなたを忘れないと言いたかっただけ。
これを見て思い出すのは死ではなく、「人助け」をした事を思い出して。

トーレスは、最後まで戦い続ける事を条件に受け取ると、TVのリモコンを手に取り、足を投げ出した。
ゼリーを貰うといって自分の部屋のように居座るつもりのようだった。


つづく


かんそう


病気ネタは苦手なのですが、トーレスとローラが芝の斜面上に居るシーンでは、コメディだったら絶対この後車椅子が斜面を滑るんだろうな……、と妄想した罰当たりです。
すいません><


今回はトーレスの過去が明らかになりました。
ていうか、自分の写真を飾ってるってのが、もうトーレスっぽすぎてむしろこの「事情」を知らない方が面白かった……、と思ってしまいました。
すいません><

トーレスのキャラの良い所って、本当に裏表がなくて潜入捜査をしていたと言う割には、それが放たれた素のトーレスは、態度や表情で分かりやすい所だなーと思いました。
そしてギブスの何でも知ってる感にはもう、ギブスとしか言いようがない。素敵。

幼馴染のエピソードは、悲しいお話しではありつつも、トーレスらしい感じがして可愛らしさもありました。

イケメン枠だと思っていましたが、ちょっと違うようにな気もしてきた。
感情丸出しの憎めない末っ子みたいな感じ?
ギブスにもグイグイ行くしw

トーレスってホント面白い!!


(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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