ターナー少佐殺人事件
ジョギングから帰ったターナー少佐は、リビングのテーブルに銃が置かれているのに気付く。
するとTVがハックされて、公園で遊ぶ娘が映し出される。
突然TVから究極の選択を言い渡される。
「命令に背いたから自ら命を絶つか、娘を殺すか選べ」
ターナー少佐は自らを銃で撃ち抜いた。
朝の出勤時。
まだギブスのいないオフィスで、トーレスのスリ講座が行われていた。
ビショップは失敗するがクインは、トーレスのバッジを盗みなかなかの腕前だった。
途中、ビショップは、リーヴスに声を掛けられ2人で秘密裏に追っているチェンについての進展報告を受ける。
最後の通信を翻訳したところ、歌の歌詞だったという。
暗号だろう。
潜伏中の船は、一歩遅く逃げられてしまっていたが残された資料から、運び屋につながっていた。
そこにギブスが死体だといいながら出勤してくる。
トーレスにぶつかるとその隙に、トーレスの財布とバッジを盗んでいた。
そんなギブスに自信満々だったトーレスも、降参したような表情をしていた。
ソフィーの選択
ターナー少佐の現場に向かうと、チームはすぐに単なる自殺には思えないという判断をしていた。
そこにリーヴスから迎えにいくとビショップにメールが入る。
現場にいると言うのに、911緊急だと返され、ギブスに「大家さんから給湯器が爆発したと連絡が来た」ウソをついて抜けて行った。
マクギーが砂嵐のTVが消えませんというと、ギブスが黙ってコンセントを引き抜いて解決した。
オフィスに戻り、ターナー少佐のデータを調べるが、特に経歴に怪しい所はなかった。
唯一の失敗が在庫があるのにDLA(国防兵站局)用のパソコンを注文し、直前にキャンセルしていた事くらいだと、マクギーが言った。
ギブスが事情を探れと言って去ると、トーレスはパソコンの事だからと地味そうな作業をマクギーに譲った。
マクギーがビショップとやるよと引き受けつつ、席を見るとビショップの姿はなかった。
ダッキーの検死結果で、血液中から多量のオキシトシンを検出していた。
抱擁ホルモンと言われて愛情を深める作用があり、授乳中の母親や恋する若者のようで、自殺をする心情としては妙だった。
そこにマクギーが、その原因を知らせに来た。
アビーの調べでTVのハッキングを突き止めていた。
外部のIPアドレスから直接動画を流していて、その動画も復元していた。
娘が公園で遊ぶ姿を背景に、犯人から命令され命を絶っていた事がはっきりした。
その命令を「ソフィーの選択」だとマクギーは言った。
アビーが、ハッカーのIPから住所も突き止めギブスとクインが向かった。
鉢合わせ
住所の建物に到着し、中に入るもパソコンの前には人はいなかった。
遅かったかと思った時に、物音がしたので奥の部屋に銃を向けて入る。
するとそこにはギブスとクインに銃を向けて、NCISと叫ぶビショップとリーヴスがいた。
オフィスに戻ると、ビショップとリーヴスはヴァンス局長から勝手な行動を怒られた。
2人は、チェンの運び屋のカーナビからこの住所を突き止め、捜査していたのだった。
他に、チェンは電波塔で何かをしようとしている事がわかったと報告した。
それは、動画が配信された電波塔だった。
ターナー少佐の死には、チェンが関わっている。
ビショップはギブスと2人になると、チェンを捕まえても恋人は戻らないと言われる。
ビショップはただの恋人ではなかった、と言う。
プロポーズを受けていた事を思い出していた。
電波塔の所有者を調べて呼び出すと、チェンが偽名で投資していた事が判明。
基本は、直接の連絡はなく、暗号か仲介人するのでどこにいるかはわからないというが、今週末町に戻ると話していたのを偶然聞いていた。
すぐに該当する空港にチームを配置する手配をMTACでしていると、フレミング議員が入って来て「撤回」だと言い出す。
フレミング議員は、テロ対策委員会の高官になったといい、その権限で指示したのだった。
ギブスは、思うように捜査できなくなった事に、あからさまに不機嫌になる。
フレミング議員の言い分は、このまま逮捕してもすぐに釈放になるだけだから、チェンを探して圧力をかけたいと、それなりではあった。
ギブスは納得するヴァンス局長に、君らは以心伝心だなと嫌味を言って部屋を出た。
ビショップは逮捕中止にギブスの家に早速抗議に行った。
ギブスは、別の計画を考えていると冷静にいい、とにかく逮捕すると言ってビショップを安心させ、ギブス・ルールを言った。
「許可より許しを請え」
その時、物音に気付き、2人は銃を構え階上へ。
仕事ではなく私怨だといい、カシームの死はカシームの選択で彼自身の責任だと言った。
ビショップは確かにそうだと言いながら、過去にプロポーズを断っていた事を思い出していた。
そして携帯で「確保」の連絡を入れると、用意していた手錠にチェンを誘導する。
チェンはまたしても余裕があるので、大人しく従い自分と発電機を手錠で繋いだ。
そして、攻撃を知っても証拠がなければ2時間で解放されるというチェンの表情を一言で変えさせた。
「電話の相手はアス・ハラリ。あなたがCIAに寝返ったのを知り捜しているそうよ」
慌てて手錠を外そうとするがもう遅い。
チェンは彼らに殺されるなら、まだマシかもしれない。
一度外に出ようとしたものの、ビショップは呼び止められて気を変えたのか、発電機にフロッピーを差し込んだ。ウイルスを発電機に入れたのだ。
「これは私の責任じゃない。あなたの選択よ。カシームのように。
これが最後の選択よ」
他に、チェンは電波塔で何かをしようとしている事がわかったと報告した。
それは、動画が配信された電波塔だった。
ターナー少佐の死には、チェンが関わっている。
ビショップはギブスと2人になると、チェンを捕まえても恋人は戻らないと言われる。
ビショップはただの恋人ではなかった、と言う。
プロポーズを受けていた事を思い出していた。
チェン
電波塔の所有者を調べて呼び出すと、チェンが偽名で投資していた事が判明。
基本は、直接の連絡はなく、暗号か仲介人するのでどこにいるかはわからないというが、今週末町に戻ると話していたのを偶然聞いていた。
すぐに該当する空港にチームを配置する手配をMTACでしていると、フレミング議員が入って来て「撤回」だと言い出す。
フレミング議員は、テロ対策委員会の高官になったといい、その権限で指示したのだった。
ギブスは、思うように捜査できなくなった事に、あからさまに不機嫌になる。
フレミング議員の言い分は、このまま逮捕してもすぐに釈放になるだけだから、チェンを探して圧力をかけたいと、それなりではあった。
ギブスは納得するヴァンス局長に、君らは以心伝心だなと嫌味を言って部屋を出た。
ビショップは逮捕中止にギブスの家に早速抗議に行った。
ギブスは、別の計画を考えていると冷静にいい、とにかく逮捕すると言ってビショップを安心させ、ギブス・ルールを言った。
「許可より許しを請え」
その時、物音に気付き、2人は銃を構え階上へ。
そこに居たのはチェンだった。
私を探してるんだろう、と言って堂々と現れたチェン。
ビショップは、「許可より許しを請え」を言いながら、手錠を掛けようとする。
それでもまだ、許しも得られないと言うチャンの余裕の理由が判明する。
「聞いていないんだな、我々は味方同士だ」
そのまま局長室に駆け込んだギブス。
ワインのボトルを手にした局長は、何も知らないようでぽかん、としている。
そこへフレミング議員がワイン・オープナーを手に入ってきて、彼はまだ知らないと言った。
チェンが今日提案してきて、取り引きをしていたのだった。
追ってるシリア人とチェンが繋がっている事から、捜査に協力する、と。
仲間を殺したのに、と怒るギブスに、もっと多くの人命が掛かっていると言うフレミング議員。
チェンの捜査は保留にされてしまった。
ビショップが、捜査保留のストレス発散に部屋を掃除しているとリーヴスが訪ねて来る。
フレミング議員の追うシリア人は、ビショップからすると三流犯罪者のアス・ハラリで、NSA時代に監視して動きを熟知していた。
だったら2人でハラリを見つけようとリーヴスが言うと、そんな時間はないと言う。
早く解決したいというビショップの考えを、リーブスは都合良く行くものではないと諭す。
すると、ビショップはカシームとの会話を思い出し、暗号解読のヒントを得る。
世界は二進法に集約できない。
ボウリング場のBGMも0と1で表せる。
チェンの狙い
翌日――。
見事アビーが歌詞を解読した。
プログラムコードであり、ウイルスだった。
ディーゼル発電機の弱点を突くもの。
国防総省が2年前にテストし「オーロラ脆弱性」と名付けられていた。
ウイルスで発電機の電源が高速で操作され、爆発させる事が出来る。
チェンがターナー大佐に命令していたのは、これだったのだ。
ウイルスに感染したパソコンに買い替える事。
国防総省で使われるとウイルスが拡散する。
ターナー大佐はそれを命がけで拒んでいたのだった。
マクギーが対策ソフトを作ると言うが、時間が掛かる。
そこへフレミング議員も来て、保留にしたのを失敗だったと素直に認める。
ビショップを交えて統合参謀本部と話したいというが、またしてもビショップの姿がなかった。
トーレスが、ビショップに電話を掛けると、何故かフレミング議員のコートのポケットの電話が鳴った。
駐車場ですれ違った際に、ビショップは携帯電話を交換していたのだった。
トーレスのスリ講座の成果を発揮して。
ビショップが使用した、フレミング議員の携帯の通信を辿る。
発信していたのは、CIAがチェンに連絡するときに使う番号だった。
復讐
ビショップはチェンを電波塔に呼び出した。
フレミング議員に呼ばれたと思ったチェンは銃を向けるビショップを見て驚いた。
仕事ではなく私怨だといい、カシームの死はカシームの選択で彼自身の責任だと言った。
ビショップは確かにそうだと言いながら、過去にプロポーズを断っていた事を思い出していた。
そして携帯で「確保」の連絡を入れると、用意していた手錠にチェンを誘導する。
チェンはまたしても余裕があるので、大人しく従い自分と発電機を手錠で繋いだ。
そして、攻撃を知っても証拠がなければ2時間で解放されるというチェンの表情を一言で変えさせた。
「電話の相手はアス・ハラリ。あなたがCIAに寝返ったのを知り捜しているそうよ」
慌てて手錠を外そうとするがもう遅い。
チェンは彼らに殺されるなら、まだマシかもしれない。
一度外に出ようとしたものの、ビショップは呼び止められて気を変えたのか、発電機にフロッピーを差し込んだ。ウイルスを発電機に入れたのだ。
「これは私の責任じゃない。あなたの選択よ。カシームのように。
これが最後の選択よ」
建物の外に、仲間が到着した時、発電機が爆発した。
何事と聞かれビショップは、「チェンはターナー少佐と同じく、ソフィーの選択をした」と言った。
返事
ギブスの地下室にフレミング議員が来ていた。
チームに感心したといい、NCISのぬるま湯から出たら? とギブスに局長の椅子を勧める。
そこへビショップが来たので、検討してと言って帰って行った。
ビショップは、今回の行動をギブスに説明する。
クビでも仕方ない。
信頼を裏切ったし、暴走もした。
でもあなたも同じ事をしたはず。
私は何度でも同じ事をします。
ギブスは、暴走には高い代償がつく、君は分かっていないがすぐに分かると言った。
ビショップは、ずっと持っていたカードをギブスに渡した。
「あの日渡そうと思ってた。何度も見てしまう。でも止めないと」
中には、カシームと撮った楽しい証明写真が挟まっている。
ギブスがカードを開いてみると、カシームへのプロポーズの返事のカードだった。
大きなハートの中にYESと書いてあった。
つづく
かんそう
チャンに恋人を殺されたビショップの復讐が、意外とあっさりと完了しました。
しかも、自分で爆破させちゃうという、なかなかのワイルドな結末でした。
今回は「ソフィーの選択」「究極の選択」がテーマとなっていて、たびたび会話にも登場していましたが、カシームの死については決して彼が「選択」したとは思えなくて、ちょっと無理やりな感じがしました。
ただ図書館に居て撃たれただけじゃん……って。
人生が選択の繰り返しというのはわかりますけど。
でも、ほとんどが無意識の選択だと思いますけどね。
ちなみにソフィーの選択は、「子供2人のうち1人だけ助けるからどっちか選べ」というもので、答えなんて存在しないと思われるようなそれこそ、究極の選択です。
ともあれ、ビショップにはこれでまた新たな出会いが待ってるのかな~。
今度こそ幸せになって欲しいです。
シスコンの兄3人組もきっとそう願っているはずw
今回は、クロスオーバーの直後という事で、アビー、トーレスの出番は少なかった。
でも、ちょろっとでもトーレスの、性格が伺えるシーンがあったのでv
スリも上手いギブス・リスペクトの顔とか、MTACにフレミング議員が「撤回!」って言いに来た時の「やべ、面倒起きそうだから退散」って感じのおどけフェイスとか、なんか見る度に俺様なトーレスが好きになっていく~vv
どこで聞いていたのか、ちゃっかりスリに参加する地獄耳ギブスも好きだけど!
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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