FOX×スーパー!ドラマTV 最強コラボ NCIS×NCIS:ニューオーリンズ 追跡の2時間スペシャル!「仕組まれた計画(前編)」

2017/07/03

NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン14 Simoom クライム クロスオーバー ジェーン洞

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あらすじ:NCIS

NCIS:ニューオリンズ シーズン3 14話「仕組まれた計画(後編)」はこちら

テロリスト


満員のライブ中のアリーナ。風船と花束を持った黒ずくめでパーカーをすっぽり被った人物が関係者の中をすり抜け、アリーナの奥の空調機開室をゆっくりと目立たぬよう目指している。

人気のない空調機開室の前で花束はゴミ箱に投げ捨てた。
3つある空調のボックスを端から開けると、仲間がいるのだろう、中にはすでに爆弾が仕掛けられていた。
そこに風船を1つずつ入れていく。
爆発と同時に風船が割れると何が起きるのか。

3つ目の箱を開けた時、警察が到着した。
ゆっくりと両手を挙げて振り向くと――、その人物はアビーだった。


そして呟く。
「アリストテレス・バナナスプリット」


アビーは2日前に、国土安全保障省のアールに頼まれていた。
テロ集団がサリンを入手したという情報があったので、シンクタンクを組織したから参加して欲しいと。
攻撃を実行して弱点を探す。
実は、アビーは過去約20回程、アールから誘いを受けてきたが、すべて断っていた。
どれだけその才能を賞賛されて誘われても、振りだとしても悪人にはなれないから。
ところが、今回はサリンが盗まれたという、差し迫った状況があった為、局長から使命されてしまったのだった。

そして今、テストの暗号「アリストテレス・バナナスプリット」を警官に向かって繰り返すが、警官には通用しない。
どうやらテストに何か問題が発生しているようだった。
そのおかげで、全員が避難するという大騒ぎになってしまったいた。

ギブスを呼んでもらい、状況を説明するが、作り物のはずの爆弾は念の為に処理をすると1つが実際に爆発をし、無害なはずの風船の中には本物のサリンが入っていたと言う。
警察に止められていなければ、大惨事になっていた。

このテストは何者かに利用されていたのだった。


テスト・チーム


作戦終了後は、拠点のホテルに集合する事になっていたテスト・チーム。
アールとは連絡が取れないまま、向かってみるが、すでにチェックアウトして誰もいなかった。

ロビーに戻ると、アール以外の残りの3人のメンバーがバーでこの事件のニュースを見ていた。
3人はアビーに聞くまでは、本物の爆弾が仕込まれていた事を知らないようで驚いた。
アールの所在についても知らないという。
アリーナへ行くといったまま、それから見ていないと。

それはテストの暗号を伝える為だったのだが、どうやらアールは伝えていないようだ。
嫌な予感の通り、アールは駐車場の車の中で遺体で見つかった。
口のまわりに付着物があり、サリンで死んでいた。

アールの上司、国土安全保障省のエリコットが遅れて現場に到着。
エリコットはアールがテロなんてあり得ないと、アールを庇った。

テスト・チームを訊問する事に。

テスト・チームの立てた作戦は、「サリンを入れた風船を空調の爆弾で割って拡散し、大量殺人を行う」というものだった。
もちろん、サリンなど入れるはずもないし、爆弾もダミーのはずだった。


フィル


フィルはアールの右腕で、物流担当をしていた。
両親をボスニアで殺されていた事から、アールと意気投合して部下になっていた。
アールは父親同然だ、無実だと言った。
しかし小道具の爆弾を作ったのはアールだった。


JJ・アクシオム


10年前の作品で一発屋状態の映画監督、JJ・アクシオム。アールにはスパイ映画の知識を期待されて採用された。
JJは、ジョニー・デップとのアポがあるから帰してくれと言うが、金目当てでテストを妨害したのでは? とマクギーが切り込んだ。

テストでは、カフパウの従業員に成りすましてアリーナに潜入し、商品に隠して爆弾を持ち込みグレタに渡す役だった。
問題なく勤め、すぐに会場を出たという。


グレタ


薬品の知識で採用された、CDC(疾病予防管理センター)の研究者グレタ。
仕事柄厭世的になっているグレタには、大量殺人をする事に抵抗がないのでは、とトーレスが突っ込んだ。
人を殺す気はないとキッパリと言うが、サリンの入手は確かに出来る。
だが、アールにも出来るし、アビーにも出来ると言った。
しかも、今回の作戦のほとんどはアビーのアイデアだと、アビーの手描きのメモを見せた。


アビー


テスト・チームの一員として取り調べを受けるアビー。
ギブスは落ち着かないアビーに気を使って会議室に移ろうか、と言った。
だが、特別扱いを拒み、自分の非を認めていた。
そしてアールの無実も信じていた。
少し悪人になることを楽しんでしまったと後悔するアビー。
そのせいで、こんなことになったのかもしれない。


アール


アールの遺体から、アールは何者かに無理やりサリンを飲まされて死んだと分かった。
真犯人が他にいるのか、共犯者のどちらかだろう。

サリンの容器のラベルの切れ端も見つかったが、その容量と風船に使われた量を比べるとまだ大量に残っているはずだった。

アールのPCから、アールがアリーナの監視カメラにアクセスしてチームの動きを監視していたと分かる。
さらにサリンを持ち出した履歴を調べると、アールのカードキーが使われていた。
ただでさえアールの潔白を証明する事が出来ない中、アールに不利な証拠ばかり出てきている。
信じたくないアビーはより一層動揺した。


そんな中、アールの上司エリコットにも不信な動きが見つかる。
昨夜事件後に、チーム全員のデータを消去していたのだ。
リーヴスが電話をしても電話に出ないとギブスに報告し、呼び出す事に。

エリコットは、会議で電話に出られなかったといい、データ消去についても定期的にしているから偶然だ、と言った。
だが「偶然なんてものは存在しない」というギブスルールがある。
エリコットを追及すると、ウソをついていた事が判明。
昨夜、個人のPCで自宅で仕事をしていたらハッキングされており、違反行為だったから隠していたのだった。
その被害を抑える為のデータ消去で、アール殺害とは関係ないようだった。


ハッカー


MTACで、ニューオリンズのラサール捜査官と通信している。
エリコットのPCをハッキングしたハッカーがフレンチ・クォーターにいたと判明したから、こちらに来いと言う。

ハッカーは、シンクタンクのテスト内容のデータを盗んでいた。
おそらく裏社会の競売に掛けられるのだろう。
公共施設の弱点、攻撃への対策などが犯罪者の手に渡ったらとんでもない事になる。


真犯人


結局、サリンと殺人については振り出しに戻ってしまい、ギブスは局長の言葉をガン無視して考え直した。
何故あのアリーナだったのか、とオフィスで叫ぶ。
すると、ビショップが「集団がサリンを盗んだ」についてはそんな集団は存在しなかった、と調査結果を言った。
誰かが、シンクタンクにテストをさせるよう改ざんしたのだ。

やはりアリーナに意味があった。
アビーのテストで、本物の爆弾とサリンが仕込まれた空調を調べると、VIPルームが狙われたと分かる。
しかもそこの席には、お抱えの護衛がついていた。
だがVIPの名前は偽名だった。
護衛の銃の許可証から、護衛対象を辿って分かった。

ボスニアの外務大臣、ヨヴァン・デジッチだった。

そして呼び出されたのは、フィル。

両親の仇に利用していたのだった。
国土安全保障省に提出した旅程から、復讐を企てた。
アールへの報告書を改ざんし、アールの権限を使ってサリンを盗み、風船と爆弾を交換した。
アビーが持っていた風船が、アールの用意したものではなかった事も確認できた。
アールが監視カメラを見ていてそれに気づき、テストを中止しようとしたのでアールを殺して阻止した。
父親同然といっていたのに。

しかも、デジッチは殺し損ねたのに。


追い討ち


これで解決したかと思いきや、その後の調べでデジッチは心臓手術の為にアメリカに来ていた事がわかる。
フィルの自宅ではサリンが見つかるが、その後も使った形跡があった。
アビーはサリンを撒くのに何十ものアイデアを出したという。

デジッチの病室――。
息子が側についているが、デジッチは眠っていた。
そこに、フルーツの見舞い品が届く。警備が中を開けてチェックをクリアしたものだった。
息子が取り出して置くが、確かにフルーツの詰め合わせそのものに怪しい事はなさそうだった。
ふと、箱に残っていたエア・クッションを手に取る。
誰もが何気なく潰したくなるものだ。1つ、潰して音を立てた。
そして2つ目を潰そうとした時、ギブスとアビーが間に合った。

まだ潰していない場所に、サリンが仕込まれていた。


テロ戦略


サリンと殺人については、解決したがまだテロ戦略は盗まれたままだ。
MTACでニューオリンズのプライドと通信する。

トーレスの盗難事件で潜入していた頃の情報源、ピスコがニューオリンズに向かっている事が分かった。
目的はテロ戦略に違いない、と接触を希望し認められた。
ギブスはお目付け役としてマクギーにもニューオリンズ出張を命じた。


NCIS:ニューオリンズへつづく


かんそう


シーズン14の途中ではありますが、NCISもネタばれあらすじ&感想を書いていく事にしました。
しょっぱなのタイミングがクロスオーバー!
クロスオーバーってファンにはたまらないですよね?
私は大好きです。
つづきは長くなるので、ニューオリンズは別記事にしました。

NCIS:ニューオリンズ シーズン3 14話「仕組まれた計画(後編)」はこちら


今回のクロスオーバーの凄い所は、放送局を越えて放送してくれるところです。
私はFOXでNCIS、NCIS:ニューオリンズと続けて録画しました。
録りこぼしが避けられるので、本当に気が利いていて感激しますね!
その為、NCISシーズン14の初回放送がいつもの火曜日ではなく、日曜日となってもいました。
トリッキーな放送スケジュールが出来るのは、CSならではかな。


ここまでのかんそうといえば、悪人アビー!

Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第14話「理想の男性」

を見ていなかったら結構ドッキリしたかもしれませんが、日本での放送タイミングが悪かった!
「実はテストでした~」の記憶が新しすぎて、サプライズ感が少なくなってしまったという。
これは誰のせいでもないけど、せっかくのクロスオーバーで、珍しい悪人アビーだというのに、勿体なかったな~。

と言う感じで、事件としてNCIS側で目立ったのはアビーでした。
割とクロスオーバーのイメージといえば、アビーがLAに行ったりするのが個人的に鮮明だったんですよね。
でも、アビーが結構フィーチャーされている上、なんだかアビー個人としての結末はしっかり終わった!?
それが見終わった頃すぐには意外でしたが、すぐに納得はしました。

がっつりクロスオーバー部員としては、新人のトーレスとそれだけじゃちょっと心配なので、お目付け役でマクギーでした。
トーレスへの期待が大きいのかな、と思えましたし、この2人の組み合わせにも期待しているので!

ところで、ニューオリンズ勢の登場については、正直クロスオーバーって言う程ではありませんでしたw
MTACでちょっと会話するだけ。

これくらいならディック・ウルフ作品間では日常茶飯事じゃん、と思えるほど贅沢になっていますからね。大げさに言うと、エキストラが別番組のレギュラーという豪華さを日常的に味わっていますから。

まさかニューオリンズでもそうじゃないだろうな、と思ったらちゃんと2人旅立ってくれたので良かったですw

ストーリーも繋がっていない事はないですが、完全に問題が分岐するので、時間がない時は忘れた頃に続きを見ても大丈夫な感じでした!
とりあえず、クロスオーバーの本番は、ニューオリンズでしたw


(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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